トヨタ アルテッツァ(RS200系)
一時期は手ごろな価格で購入できるFRスポーツセダンという印象の強かったアルテッツァ。しかし、登場から年数が経過するにつれて安価で状態のそこまでよくない車両は徐々に淘汰されるようになり、現在では状態のよい個体には200万円を超える価格が付けられるような状況になってきている。
また1998年にデビューしたということで、間もなく25年ルールに該当するということも今後高騰の要因となる可能性も拭えない。
えっ、でもアルテッツァって北米ではレクサスISとして販売されてたでしょ? と思った人もいるかもしれない。だが、ラグジュアリーブランドからリリースされていたISには、アルテッツァのRS200系に搭載されていた3S-GE型のスポーツエンジンの設定がなかったため、日本のRS200系は特別な存在になり得るのである。
ホンダ アコード/トルネオ ユーロR(CL1)
ホンダのVTECと言えば、市販エンジンでありながら超高回転までスムースに回りきる特性を持っており、いまだにそのフィーリングとサウンドは多くのユーザーを魅了している。
しかし、そんなVTECエンジンを搭載した代表的なモデルである、シビックやインテグラなどはすでに高騰が続いている。ホッテストモデルのタイプRに至っては、新車価格の倍以上の価格となっているものも珍しくないレベルにまでなってしまっているのだ。
そんななか、まだそこまで高騰していないものの、今後の高騰は待ったなしと言えそうなのが、2000年に登場したアコード/トルネオのユーロRである。
ユーロRはタイプRほど過激ではないもののスポーツ性は明らかに高められており、搭載エンジンも通常のアコード/トルネオには搭載されていない2.2LのH22A型をさらにチューニングしたものが採用されている。これは7200回転で220psを発生するVTECらしいエンジンで、モータースポーツ用エンジンとしても転用されるほどの名機なのだ。
現時点ではもっとも高いものでも200万円ちょっとと、新車価格を超えるほどではないが、間違いなく今後高騰するモデルとなることだろう。