1991年式日産フィガロ
トヨタ セラが210万で落札されたRMサザビーズ オーバンフォール・オークションでは、2021年9月4日に1991年式の日産 フィガロも競り落とされた。日産パイクカー・シリーズの第3弾として1991年から1992年まで販売されたフィガロは、初代マーチ(K10型)をベースとしたパイクカーのなかで唯一987ccターボエンジンを搭載していた。
当初8000台のみを限定生産する予定だったが、購入希望者が多かったことにより、全部で2万台がデリバリーされたと言われている。 インテリアカラーがライトグレーで、レザーシート、エアコン、CDプレーヤーを装備。
お馴染みのエメラルドグリーン/ホワイトトップのエクステリアが愛らしい1991年式フィガロは、1万4300ドルで落札された。1ドル:116円で換算すると165万8800円だ。
1997年トヨタ・スープラ
RMサザビーズは、さまざまな場所でオークションを開催しており、アメリカ合衆国メリーランド州モンゴメリー郡ロックビルでは、1997年式のトヨタ・スープラ ターボ 15th アニバーサリーが落札された。日本国内向けが2代目までセリカXXと名乗っていたスープラは、北米では1978年から発売されていたスペシャルティカー(スペシャリティカー)/グランツーリスモで、いまやトヨタ・ブランドを代表するスポーツカーとなっている。
2021年5月19~26日に行われたRMサザビーズのOPEN ROADSオークションに出品されたのは、1993年にデビューした4代目のA80型スープラだ。 出品車のスペックを読むと、最高出力320psを発生する排気量3.0リッターの直列6気筒エンジン(2JZ-GTE型)を搭載しており、これに4速オートマチックトランスミッションが組み合わされている。
インテリアはアイボリーレザーで、ボディカラーはロイヤルサファイアパール。サスペンションシステムは、HKSのハイパーマックスIIIに変更済だ。 マニュアル、ジャッキ、キー(2セット)、サービス請求書、ツールキット、ボディカバー、オリジナルのウインドウステッカー、資料、販売契約が付属。この青いスープラの落札金額は7万7000ドルで、1ドル:116円で換算すると893万2000円であった。
アメリカには“国内で販売されなかった車種は製造から25年以上経過しなければ輸入できない”という独自のルールがあり、これまではヤングタイマー/国産車における、名車、迷車、珍車が海を渡ることはなかったが、今後、R34型GT-Rなども輸入解禁となっていく。海外流出を防ぐためにも、日本でカーマニアが頑張り、大事にしていく必要があるだろう。