新型アルトはワークス待望論が!
この日の参加車両は、ホンダS660やダイハツ・コペン、スズキ・カプチーノといったKスポーツから、ダイハツのミラやエッセ、スズキ・アルト(HA11、HA23、HA36)、そしてホンダ・トゥディ、三菱・ミニカまでじつにさまざま。
主催の軽自動車専門店“ナビック”の吉田代表は「本当はここで新型アルト(HA37)を走らせたかったんだけど」という。スズキ・アルトと言えば、1979年に登場して以来、長年スズキの主力モデルとして君臨してきたモデルで、この走行会の一週間前となる12月22日(水)に9代目へと進化し発売されたばかり。
9代目の新型アルトは、環境性能を全面に押し出し、ハイブリッドモデルを中心に据えたモデル展開となっている。「整合性が取れない(開発主査)」ということでターボモデルはラインアップされず、もちろんアルトワークスの設定もない。車両は先代モデルよりAピラーが立ち、全高が上がり、室内空間をより広くとるようになった。トランスミッションはCVTに一本化されている。ちなみに今回からバンモデルを廃止し、乗用モデルのみとなる。
新型登場について吉田代表は「お客さんが待っている」と、ターボモデルの登場に期待を寄せている。
「ボディの剛性は上がっているのは確か。足まわりは先代のモノが流用できそうです。レッドゾーンが低くパワーバンドの狭いAGS(オートギヤシフト)よりも、このCVTをうまく活用して楽しむこともできるのではないでしょうか?」とそのポテンシャルを高く評価している。それだけにターボモデルの登場に市場の期待も高そうだ。