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「面倒くささ」が楽しいのだ! AT限定にはわからないMT乗りの儀式3つ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

MT車の儀式その3:「クラッチを切ってエンジン始動」

 前述した通りクラッチペダルを踏んでいなければエンジンの動力が伝達されている状態なので、仮にギヤをどこかのポジションに入ったままエンジンをかけると、クルマが「ドンッ!」と動いてしまい極めて危険だ(※エンジンストールするのですぐに止まるがクルマの大きさによっては数10cm程度動いてしまう)。それによる事故を防ぐためクラッチペダルを踏み、動力が伝わらないようにしてから始動するのがセオリー。マニュアル車

 もっとも最近のMT車はクラッチペダルにスイッチがあり、ペダルを奥まで踏み込まないとエンジンがかからない仕組みになっている。「それならギヤをニュートラルで駐車すれば?」と思った人も多いだろうが、確かにサイドブレーキを引いたうえで、ギヤはニュートラルのままでも基本的には問題ない。パーキングブレーキ

 ただし停めた場所がそれなりに傾斜のついた場所で、サイドブレーキの効きが甘かったりすると、クルマの重さに負けて動き出してしまうケースがある。それを防ぐには、基本的にローギヤを入れておき、エンジンの抵抗を利用してクルマを動かないようにするのが効果的なのだ(下り坂などではバックギヤ)。

まとめ:MT車乗りは信号待ちでも気が抜けない……

 最後は信号待ちなどの短い停車時に、ギヤを入れて待つかニュートラルで待つか問題がある。すぐスタートしたいがため1速に入れてクラッチを踏んだまま待つ人も多いが、左足の疲労やクラッチのレリーズベアリングなどの負担を考慮すると、ニュートラルでクラッチペダルから足を離し、ブレーキを踏んで待つのがベターだと思われる。信号待ち

 0.1秒でも早く動きたいレースのスタンディングスタートならいざ知らず、街乗りならドライバーとクルマを労わるほうがよほど大切だ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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