好調な販売記録を更新する基幹モデルC4の新型が登場
シトロエンの基幹モデルである新型「C4」および「Ë-C4エレクトリック」が、1月22日(土)より発売される。C4といえば、戦前の1928年から続く歴史あるモデルだ。これまでにAMI 6(1961年)/GS(1970年)/GSA(1979年)/BX(1982年)/クサラ(1997年)/C4-I(2004年)/C4カクタス(2014年)と、100年に迫る長い歴史のなかでこだわり続けるコンフォート性を実現するためにイノベーティブな技術を採用。その独創性と原動力により人々の移動の自由と快適性を目指してきた。
また、シトロエンはSUVカテゴリーでC3エアクロスSUVとC5エアクロスSUVが、2017年末の発売以来グローバル市場で、それぞれ30万台超と20万台超を売り上げており、その成功は日本においても同様だ。C3やグランドC4スペースツアラーやベルランゴなどのヒットモデルもラインアップすることで、2013年以降、10年連続で販売記録を更新し続けている。
力強いクロスオーバーSUVにも見えるエクステリアを採用
今回、新しく登場したC4はCセグメント市場のなかで、ユニークかつ大胆なアイデンティティを主張する新たなコンセプトを掲げてデビュー。なかでも特徴的なのがボディを高く持ち上げることで、シルエットを見た瞬間にC4&Ë-C4エレクトリックと認識できる独創的なスタイリングとなっていること。
シトロエンを表すお馴染みのダブルシェブロンがフロントマスクに奢られ、ダイナミックかつ流れるようなシルエットは、ハッチバックというよりもクロスオーバーSUVのようにも見えて、強烈な個性に力強さまでもがデザインされている。
それもそのはずで、新型C4は2016年のパリモーターショーでワールドプレミアされたCエクスペリエンスをインスパイアしたモデル。フロントのダブルシェブロンからつながるクロームのラインが、V字型のLEDシグネチャーライト(上段:デイタイムランニングライト、下段:ヘッドライト)と伸びやかにつながり、大胆さとシャープな力強さを表現している。
また、C4カクタス以来のデザインキーとなる、ハイボンネットや大径ホイールが織りなす地上高と高めのアイポイント、それでありながらクーペのように後方に傾斜するルーフラインが、ボディ床面の空力対策と相まって優れたエアロダイナミクスを実現している。このサイドシルエットやルーフラインは70年代の名車GSを彷彿とさせ、最新のシトロエンでありながらもどこか伝統的な懐かしさも感じさせる魅力に溢れている。
居住性と快適性、そして新世代感を演出するインテリア
もちろんエクステリアの独創性はインテリアにも施されている。ドライバーに限らず同乗するパッセンジャーにも移動する歓びとリビングのような居心地の良さ、くつろぎ感を提供すべくCITROËN ADVANCED COMFORT®プログラムのコンセプトを新世代デザインと融合。
ダッシュボードは水平基調に広がり、センター部には10インチのタッチスクリーン・インフォテインメントシステム(ディスプレイオーディオ)を搭載している。そのほか、ダイヤル&押しボタン式の空調コントロールにより操作性を向上。タッチパネルと物理スイッチの機能を切り分けることで、操作系を最適化している。
また、メーターには5.5インチデジタルインストルメントパネルとポップアップ式のカラーヘッドライトディスプレイを搭載しており、ドライバーが運転中瞬時に情報を読み取れるよう、シンプルで明快なグラフィックを採用。
移動中の快適性で重要視される前後シートには、C5エアクロスSUVで初導入され、C3やC3エアクロスSUVで好評であったアドバンスドコンフォートシートを全車に標準装備。このシートは、生地裏に特別なフォームを配することで、身体とシートのフィッティングを改善。合わせてフォームの厚みを従来の2mmから15mmへと大幅にアップしたことで、しっとりふっかりした柔らかさを実現。疲労につながる車体の微振動をシートが吸収してくれる。
クーペのような流れるルーフラインを採用する新型C4だが、リヤシートのライニング形状を最適化することでヘッドクリアランスを確保。さらに2665mmのロングホイールベースの恩恵により、クラス最長レベルの余裕溢れる後席ニースペースを誇り、大人4人が快適に移動できる空間が確保されている。