海外でも販売されているモデルは高騰する可能性は低い
逆にFRや大パワーを求めるのであれば、順調に価格が下がっているND型ロードスター。そのほか新型が登場して旧型ユーザーの代替が進み、中古車物件が増えている先代型のトヨタ86/スバルBRZなどが、比較的安価に狙うことができるFRモデルと言える。
パワーアップを望むのであれば、先代86/BRZなどは過給機チューニングもある程度出揃っている。最近は徐々に価格が上昇しているが、日産のフェアレディZ(Z33型)やスカイラインクーペ(V35/V36型)などは、まだ無理なく購入できる大排気量FRモデルとなっている。
またロードスターや86/BRZ、フェアレディZにスカイラインクーペといったモデルは、当初から北米地域でも販売されているモデルである。そのため例え25年ルールに該当するようになっても、北米地域で販売されていなかったR34型までのスカイラインやシルビアのターボモデル、ツアラー系のように輸出されるケースは多くないと予想される。
このように選り好みをしなければ、まだまだ楽しめる国産スポーツモデルは多く、チューニングパーツも出揃っているモデルを選ぶこともできるのだ。ただ、どうしても欲しいこだわりのモデルがあるのであれば、少々無理をしてでも手を出しておいた方がいいだろう。お金が貯まってから……と言っていると、お金が貯まるスピードよりも早く値上がりしてしまう可能性が高いからである。