限定モデルは696万6300円から!
年始の風物詩となっている、世界最大級のカスタマイズカーショー「東京オートサロン2022」。日産自動車では、話題の新型フェアレディZ国内仕様が初披露された。6月下旬より発売されることも発表した。
レーシングドライバーが車両開発に参加
新型フェアレディZは、2021年8月にニューヨークで初めて市販仕様が披露されていた。今回、待望の国内仕様のスペックなども公開されたことになる。新型フェアレディZは、先代の3リッターV6NAエンジンから、同じ3リッターV6エンジンであってもツインターボに変更。Z32型以来のターボ車となる。
ブースに登場したのは、ブルーとイエローの2台。イエローは、2020年に披露されたプロトタイプをオマージュした240台の限定モデル「Proto Spec(プロトスペック)」。イカズチイエロー&スーパーブラックの2トーンボディカラーに始まり、ブレーキキャリパーやインテリアの各種ステッチもイエローで統一している。ホイールも専用カラーとなり、特別感を強調した1台だ。
会場では内田 誠社長、KONDO Racingの近藤真彦監督によるトークショー、新型フェアレディZのCPSを務めた田村宏志さんと日産のワークスドライバー松田次生選手によるトークセッションも開催。オンラインでその模様が中継された。
近藤真彦監督は、幼少期に近所の初代S30型を眺めてから小学校へ通っていたというエピソードを披露。松田次生選手もGT-Rのイメージが強いかもしれないが、4WDの最強がGT-R、FRの最強がZという思いがあり、S31改とZ33を愛車にしていると、フェアレディZに対する愛を存分に語っていた。
松田次生選手は車両開発にも携わっており、レーシングドライバー目線で提案した「メーター」は、ほぼそのままの形で採用されたという。未来のZオーナーは、レーシングドライバーのノウハウが注ぎ込まれたメーターにも注目してほしい。
早速カスタマイズ仕様も登場!
また、ステージ上には早速フェアレディZのカスタマイズ仕様が展示された。Z432Rをオマージュしたオレンジのボディカラーやボンネットの2トーンカラー、専用デザインのフロントバンパー、大型リヤスポイラーにオーバーフェンダーという、往年のファンも喜ぶ仕立てに。
松田次生選手も、この仕様が欲しい、深リムのホイールがカッコいいと絶賛。田村宏志さんも、皆さんにたくさんZを買ってもらい、需要があれば検討します、とコメントした。
新型フェアレディZは、6月下旬のプロトスペックを皮切りに通常仕様も発売される。ベースグレード、バージョンS、バージョンSTと先代モデルを受け継ぐグレード構成となり、全グレードにMTとATが用意される。一体どのような走りを見せてくれるのか? 新型の走りに期待大だ。