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電動車全盛で今買わないと本当に消える! たった100万円以下のスカッと快感MT車6選+α

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: マツダ/Auto Messe Web編集部

2代目マツダ・ロードスター(NB6C・NB8C型/1998年〜2005年モデル)

不人気な2代目だが走らせるのその魅力は垂涎モノ

 ロードスターも絶賛価格高騰中の一台。歴代ロードスターで平均価格が100万円以下なのは2代目モデルのNBのみ。それでも相場は85万円前後まで上昇してきている。軽くて、素直で後輪駆動。パーツも豊富で壊れない。ガンガン走っても楽しいしドラテク磨きに最適な一台だ。いま乗ってもいいクルマだと思うし、不朽の乗り味と言っていいだろう。NBロードスター

3代目スズキ・スイフトスポーツ(ZC32S型/2010年〜2016年モデル)

「速くて、安くて、楽しい」の三拍子揃ったコスパ最高ホットハッチ

 今もっともコスパが高いホットハッチといえるのがスズキのスイフトスポーツ。現行車の新車が180万円〜というのはバーゲンプライスだが、先代の3代目スイフトスポーツなら70~80万円で探せる。3代目まではNAエンジンではあるが、アフターパーツも豊富でチューニングの伸びしろは大きい。サーキットでスポーツ走行を楽しんだりするのにはもってこいの一台。スイフトスポーツ(ZC72S型)

 スズキだとアルトワークスのMTも面白いクルマだが、中古車相場はなかなか強気。100万円以下でコンディションのいい個体がなかなか見つからない……。

7代目トヨタ・セリカ(ZZT230型/1999年〜2006年モデル)

日の目を浴びることはなかったがハンドリングは光った

 ちょっと古いモデルになるが、最後のセリカ=T230もけっこういいクルマ。中古車相場は75万円ぐらいだ。T230はWRCにも出場せず、GT-FOURも廃止され、FF専用シャーシとなっている。エンジンも2Lの3S-GTEから1.8Lの2ZZ-FE(VVTl-i搭載)と1ZZ-FEのそれぞれNAエンジンにスケールダウンしたこともあり、なんとなく影が薄い存在だが、ハンドリングの良さには光るものがあった。セリカ(ZZT230)

 CALTY(トヨタが北米で設立したデザインスタジオ)が手がけたスタイリングも面白く、センスのいい色でオールペンでもすれば、街中でも一目置かれる存在になるだろう。

探してみると意外と見つかる100万円以下の国産MTモデル!

 他にもホンダのフィットRSやN-ONEなどもMTがあって、パーツなども充実しているが、中古車でも値段が高いのでオススメしづらい。CR-Zなら70万円前後だが走って楽しいかというと疑問符が付く。

 安さでいえば、ダイハツのエッセあたりはどうだろう。ミラがベースのエントリーモデルだったこともあり、元々新車価格が70万円台と安価。中古車なら20万円台で手に入る。車重はたったの710kgで、エンジンは可変バルブ機構付きKF-VE。もちろん5速MTも選べる。

ダイハツ・エッセの走行シーン

 いまの軽自動車はハイトワゴンが主流だが、エッセは安定感のある台形スタイルで低重心。軽自動車のワンメイクレースで、ちょっとの接触、即転倒というシーンを見ているとこの低重心ボディはありがたい。「軽くて、安くて、そこそこ速い」、こんなMT車のホット軽もアリなのでは?

12
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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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