コンフォート性のいいサスを求めて交換するというパターン
逆に一部の車種では純正サスなのにスポーツ度が高く、意外に乗り心地が悪いので、もっとコンフォート性のいいサスを求めて交換するというパターンも稀にある。
そのほか、減衰力調整や車高調整機能付きのサスペンションに換えることで、セッティングの幅が得られ、走るシチュエーションや自分の好みに合わせ込んでいく楽しみも魅力のひとつともいえるだろう。
もっと単純に、「●●というブランド(サスメーカー)が好きだ」という理由だってあるだろうし、「サスペンションだと、交換したという実感がわかりやすい」あるいは「人に勧められたから」といったきっかけだってあるはずだ。
いずれにせよ、サスペンション、とくにダンパーは消耗品なので、純正・社外品にかかわらず、4万kmも走れば交換・もしくはオーバーホールの時期を迎える(ダンパー内のオイルが熱で劣化する)。
どのみち交換するものなので、できれば新車から5000km~1万kmぐらいは純正サスで乗ってみて、満足しているところと物足りないところを明確にしてから、次のサスペンションを選んだ方が満足度の高いサスペンションに出会えるだろう。じっくり腰を据えて考えてみることをおすすめしたい。