「TOKYO OUTDOOR SHOW 2022」で出会った魅力あふれるカスタムカーたち
2年振りに有観客として開催された東京オートサロン2022。ここでは日本最大級のカスタムカーの祭典と併催された「東京アウトドアショー2022」へと潜入する。来場者がイベントで手に入れた情報や知識をさらに多くの人へと発信・拡散することで、アウトドアを通して社会全体が少しずつ持続可能な方向へ向かうことを目標としている一大イベント。今回はその内容に迫ってみたい。
会場はイベントの聖地として知られる千葉県・幕張メッセ。その北11ホールを舞台に開催されたアウトドアの祭典には、80社を越えるブースが立ち並び来場者を楽しませてくれた。会場では商品やライフスタイルの展示だけでなく、キャンプ好き芸人としても活躍するバイキングの西村瑞樹さんやチュートリアルの徳井義実さんのトークショーも行われ大いに盛り上がったのである。
T.S.D STYLING Antique Line-up complete Vantory
大人の休日を盛り上げる!
ハイエースのカスタムで名を馳せるティースタイルオートセールス(T.S.Dスタイリング)のブースで異彩を放っていたのが、往年のダッジA100をインスパイアしたVANTORY(バントリー)だ。200系ハイエースをベースに丸型2灯のヘッドライトを与えた個性的なデザインは、古き良き時代のアメリカそのものであり、往年のダッジらしい意匠が強烈な個性を放っていた。
オールドテイストのキャンプにもマッチするウッドを使ったトランクキットを搭載し、ベッドマットは縦1800mm横1520mmと大型ベッドサイズで、反転させることでテーブルとしても利用することができる。付属の脚を装着することで、屋外でのテーブルやベンチとしても使えるのもありがたいギミックだ。
個性的なスタイルとともにウッディなインテリアやリンボーンのフロア、アンティーク調の帆布とレザーを組み合わせたシートカバーが大人の休日を盛り上げてくれる。
DAMD JIMNY“little D.”/HUSTLER CARABINA/TAFT”little D.”
軽自動車の特権を満喫せよ!
DAMDのブースには人気のジムニー/ハスラー/タフトをベースにスタイルアップを果たしたモデルが展示されていた。その姿は人気輸入車にインスパイアされたもので、軽自動車という日本の自動車文化を活かしたものである。経済性に優れ小回りの利く軽自動車は日常を支えるだけでなく、アウトドアの世界でも大きなメリットをもたらす。
4WDのメカニズムを持つジムニーとハスラーは悪路の走破性も高く、タフトは軽自動車ながら高い積載能力を発揮する。そんな人気モデルにDAMDがスパイスを効かせ、ジムニーとタフトはランドローバー・ディフェンダー、ハスラーはジープ・ラングラーをイメージしたスタイルへとモディファイすることで強い個性を主張する。
同社が放つモデルたちはもちろん保安基準に適合し、継続車検も安心して受けることが可能。展示されていたモデルのほかにも、フォード・ブロンコやメルセデスベンツGクラスをイメージしたジムニーベースのシリーズも用意されている。