周囲のキャンパーはもちろん自然にも敬意を払うこと
閑話休題。理想のキャンパー、尊敬できるキャンパーとは決して自己中心的な人ではなく、キャンプ場や周囲のキャンパーとの親和性に優れながらも絶妙な距離感を持つことが重要な条件だと思う。
キャンプを通して自然と向かい合い、自然に感謝する気持ちを持ち、困っている人がいれば自然な振る舞いで力を貸す。出逢った人との一期一会を大切にしながら向き合う素直さ、そしてルールやモラルをしっかりと守る人間性。ゴミを捨てない、騒音を出さない、自然を壊さない……それはルール以前に人として当たり前のことであり、本当に大切なことはコミュニケーション能力の高さや人への配慮をしっかりと持つことだ。多くの人たちが心に描く「尊敬するキャンパー」とは人としての豊かさであることは間違いない。
趣味や遊びとして楽しめるキャンプは、人として成長できる貴重な経験の場でありチャンスでもある。その上で、自分が求めるスタイルを確立し、本来の自由を楽しみながらキャンプと向き合う。尊敬と憧れはイコールではない。人への配慮を徹底し、それぞれのスタイルで楽しむことこそが尊敬するべきキャンパーの姿なのだ。
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