かといってどちらかを犠牲にしているわけではない
さて、エンジンチューニングメニューのS○/R○だが、上記のS-tune/R-tuneコンセプトに基づいていることがおわかりいただけるだろう。S-tuneコンセプトのS○シリーズはストリート主体。一方のR○シリーズはサーキット走行主体が主旨なのだ。
とはいえ、S○だってストリートがメインだがサーキットでも十分に楽しめる。一方のR○もサーキット主体だがストリートも普通に走れるしワインディングも楽しめるのだ。
ただ、最近はチューニング技術(制御面)が2000年代初頭に比べて進化した。そのためS○とR○の境界が被るようになり、両立が可能になってきたのではないか? とさえ思えるようになった。もしかしたら、両者が統合され、ふたたび「サーキットからストリートまで……」という風に、1本化される日が来るのかもしれないなどと思ったりもしている。