オープンカーはスポーツタイプよりマイナーモデルを狙え
これから春になると、欲しくなるのがオープンカーだ。ただし中古車価格は全般的に高い。オープンカーは新車の車種数、販売台数が両方ともに少なく、中古車市場における流通台数も限られるからだ。その結果、需要が流通台数を上まわり、中古車価格が高まった。
とくに高性能なスポーツカーのオープンモデルは割高だ。例えば「ホンダS2000」は新車の価格帯が330〜400万円だったが、中古車価格を見ると500万円を超える車両も多い。平均価格が380〜390万円だから、新車価格と中古車価格がほぼ等しい。ほかのカテゴリーに比べて明らかに割高になっている。
レクサスIS 250C
そこで推奨されるオープンカーは、あまり話題にならないクルマだ。日本車であれば「レクサスIS250C」が挙げられる。電動開閉式ハードトップを装着するが、「IS」はもともとセダンの印象が強い。そのために2009~2010年式の「IS250C」であれば、中古車価格が170〜200万円になる。
IS250Cの電動開閉式ハードトップは、ルーフを閉めるとクーペと同じ状態になるから、セキュリティの面でも安心だ。電動開閉機能の故障は気になるから購入時の確認が不可欠だが、ソフトトップに比べて劣化しにくい。
日産マイクラC+C
2代目「日産マーチ」をベースにした「マイクラC+C」は、2007~2010年式が80~100万円で販売されている。2007年に発売されたときの新車価格は249万9000円だったから、長期間が経過しているものの、極端に割高ではない。