福祉車両はさらに1カ月程度遅れる……
そして納期がさらに伸びているのが福祉車両だ。福祉車両を取り扱う販売店に尋ねると「納期は基準車(ベース車両)に比べて、さらに1カ月から1カ月半は長引く」という。
例えば「今はシエンタの納期は4カ月くらいだから、これをベースにした助手席回転チルトシート車などは、5カ月半から半年に達する」とのことだ。しかも今は納期が不安定だから、状況に応じて、それ以上に遅延することもある。
福祉車両が型式指定を受けているか否かでも納期は異なる。型式指定を受けている福祉車両は、一般のグレードと同様に登録できるから、納期が少し短縮されてコストも若干安い。型式指定を受けている場合、ウェブサイトやカタログを見ると、福祉車両の燃費数値や装備が一般のグレードと同じように併記されているので、気になる車種がある人は参照しておこう。