突然のトラブルは旧車にはつきもの!
メンテナンスフリー、そしてほぼトラブルフリーな現行車に対して、なにが起こるのかわからないのが旧車だ。路上停止やエンジン始動不能など、不測の事態がけっこう起こる。手間がかかるのも愛着、などと思ったりもするが、事態に直面するとそうも言っていられない。ということで、旧車ならではの備えというものが存在したりするのだ。今回はそんな備えについて、有名どころから個人的に積んでいるものまで含めてまとめてみた。現行車でも雪道などで役立つものもあるので、参考にしてみてほしい。
備えているものその1:工具
そもそも旧車の車載工具は充実している。メーカーや車種によって異なったが、ホイールレンチやジャッキはもちろん、ドライバー、スパナ、プライヤー(2段で歯の開きが変えられるタイプ)、クルマ止め。さらにはプラグレンチを積んでいることもあった。ただ、実際のトラブルでは役不足だったりすることがあるので、別で工具を積んでいる。ホームセンターの数千円程度の工具セットで緊急対応なら十分だ。
備えているものその2:軍手と新聞紙
その場で作業するとなると、手が汚れたり、地面にヒザをついたりすることもある。そこで積んでおきたいのが軍手と新聞紙。新聞紙は地面に敷いたり、汚れたものを持って帰るときに包んだりもできる。
備えているものその3:針金/テープ/結束バンド
外れたり、割れたり、さらには穴が開いたりすることがある。そこで応急でもいいので固定できるものがあると便利だ。ちなみに針金はニッパーなどで切るのが本来だが、ない場合は手でぐるぐると回していると千切れる。
備えているものその4:消火器
冗談ではなく、旧車は燃える。完全に整備してあればいいが、燃料ホースが劣化していたり、サビによってタンクに穴が空いているとそこからガソリンが漏れて引火する。また電気系から出火することも。その場合、家庭用の小さなスプレータイプの消火器でいいので車載しておくと対処でき、大事に至らないこともある。逆にないとただ燃えるのを見ているだけになってしまい、大切な愛車が灰と化す可能性もあるので備えておきたい。