軽量化とスポーティな走りを実現する「ハイパワースペックLⅡ」
オリジナルマフラーやサスペンション、電子パーツなどを手掛けるチューニングパーツメーカーとして、長い歴史と信頼の技術力を誇るエッチ・ケー・エス。同社からホットハッチのトヨタGRヤリス「RS」用として、軽量化と優れた排気効率を実現する「ハイパワースペックLⅡ」マフラーが新発売された。
CVT仕様のGRヤリスを排気チューンでスポーティに魅せる
GRヤリスと言えば、4WD&MTモデルのRZシリーズのイメージが強いが、2ペダル仕様(CVT)の「RS」も人気だ。ダイレクトシフトCVTを採用するRSには1.5L直3DOHC自然吸気エンジンが搭載され、RZとRSのスペックを比較すると、排気量こそわずか約100ccの違いだが、エンジンの最高出力は前者が270ps(1.6L直3DOHCインタークーラーターボ)、後者が120ps(1.5L直3DOHC NA)と動力性能に違いがある。
とはいえ、駆動方式(RZは4WD、RSはFF)も異なるものの、シャーシ性能はコンパクトハッチにふさわしい専用チューニングが施されたスポーツサスペンションが採用され、さらなるチューニングを施すことでよりスポーティさを引き出すことができる。
純正比30%の軽量化と軽快でレーシーなサウンドチューンを実現
その筆頭パーツ候補となるのが、今回新たに発売された「ハイパワースペックLⅡ」だ。同モデルは、パイプやサイレンサーにSUS304ステンレスを使用しながら、部材によっては薄肉の素材を用いることでチタンマフラーにも匹敵する軽量化を実現。純正マフラー比30%減(純正11.0kg→スペックLⅡ7.7kg)により、さらなる軽快な走りを実現するパフォーマンスを高めてくれる。
もちろん、迫力あるサウンドも見逃せない。近接排気音はノーマルの76dBに対して85dB、アイドリング音量はノーマル63dBとほぼ同等の64dBとなり、停車時は純正レベルでありながら、走行時は軽快でレーシーなサウンドを楽しむことができる。