ファイブスター賞を与えられているのは4車種
そこで151.03点以上を獲得すると「ファイブスター賞」(★★★★★)となるのである。直近のデータで「ファイブスター賞」が与えられているのは、ホンダNーBOX/NーBOXカスタム(ASV+++)、ホンダNー WGN/N-WGNカスタム(ASV+++)、日産デイズ/デイズハイウェイスター(ASV+++)、日産ルークス/ルークスハイウェイスターとなる。
ちなみに4スター(★★★★)の試験結果となっているのはホンダNーONE、スズキ・ワゴンR(ASV++)、スズキ・ジムニー(ASV++)、スズキ・スペーシア(ASV++)、スズキ・アルトラパン、スズキ・ハスラー、ダイハツ・ウェイク、ダイハツ・キャスト、ダイハツ・タント/タントカスタム(ASV++)、ダイハツ・ミライース(ASV++)、ダイハツ・ミラコット(ASV++)、ダイハツ・ムーヴ/ムーヴカスタム(ASV++)、ダイハツ・ムーヴキャンバス(ASV++)、三菱eKスペース、eKクロススペース、三菱eKワゴン/eKクロスなどである。
つまり、JNCAPのデータを見る限り、衝突安全性能評価でもっとも優秀なのは、ホンダNーBOX/NーBOXカスタム、ホンダNーWGN/NーWGNカスタム、日産デイズ/デイズハイウェイスター、日産ルークス/ルークスハイウェイスターの4車種となる。
一方、安全装備、先進運転支援機能などが評価される予防安全性能評価では、ASV+++の日産デイズ/デイズハイウェイスター、ホンダNーBOX/NーBOXカスタム、ホンダNーWGN/NーWGNカスタムの3車が上位となる。
また、SOSコールに代表される事故自動緊急通報装置の評価では、それが軽自動車に用意される日産デイズ/デイズハイウェイスター、日産ルークス/ルークスハイウェイスターは先進型100%の最高評価となっている。
やはり、設計が比較的新しい、販売主力かつ車体が大きめのスーパーハイト系、ハイトワゴン系の軽自動車が安全性能、安全装備面でリードしていることになるだろう。
もちろん、上記の軽自動車はデザイン、室内空間の広さ、使い勝手、走行性能、運転のしやすさ、装備の充実度、燃費性能などについても優秀だから、間違いのない選択肢になるはずだ。もっとも、クルマの安全に「絶対」はない。どれだけ衝突安全性能、予防安全性能評価の高いクルマであっても、あくまでも安全運転に徹することが、安全・安心の基本、鉄則である。