ブレーキ:キーキーと異音が聞こえたらパッド交換時期の証
最後はブレーキ。パッドは新品で10mmほどの厚みがあり、使えば使うほど摩耗し薄くなってくる。残量が2~3mmまで減るとペダルを踏んだときに『キーキー』という異音が発生し、そのまま使い続けるとバックプレートという金属部分が露出しローターを傷付けたり、大きな事故を引き起こす確率が非常に高いので、すぐ交換しないと危険。
余談だが新品のパッドを組み付けたときも、摩耗時と似たような異音が出ることがある。ただしコチラはパッドがローターと馴染んでいなかったり、ローター表面にできた錆びに起因するケースが大半なので、何度か強めにブレーキングすれば音は消えるはずだ。ローターも同じく摩擦によって薄くなっていくし、高熱で『ヒートクラック』という細かい亀裂が入ったり、歪んでブレーキング時に大きな振動が出ることもある。
もうひとつはキャリパーの熱による歪み。パッドとローターが新品でエア抜きもしたのにペダルのタッチが改善しなければ、ちょっと費用はかかるがキャリパーの交換を検討しよう。いずれにせよブレーキは安全に直結するパーツ。わずかな異音や振動も甘く考えることなく、早め早めの対応を!