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ブレーキは当然! マフラーやエアクリも消耗品だった! 意外と知らない「交換タイミング」とは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web

ブレーキ:キーキーと異音が聞こえたらパッド交換時期の証

 最後はブレーキ。パッドは新品で10mmほどの厚みがあり、使えば使うほど摩耗し薄くなってくる。残量が2~3mmまで減るとペダルを踏んだときに『キーキー』という異音が発生し、そのまま使い続けるとバックプレートという金属部分が露出しローターを傷付けたり、大きな事故を引き起こす確率が非常に高いので、すぐ交換しないと危険。

ブレーキパッドとローター

 余談だが新品のパッドを組み付けたときも、摩耗時と似たような異音が出ることがある。ただしコチラはパッドがローターと馴染んでいなかったり、ローター表面にできた錆びに起因するケースが大半なので、何度か強めにブレーキングすれば音は消えるはずだ。ローターも同じく摩擦によって薄くなっていくし、高熱で『ヒートクラック』という細かい亀裂が入ったり、歪んでブレーキング時に大きな振動が出ることもある。

 もうひとつはキャリパーの熱による歪み。パッドとローターが新品でエア抜きもしたのにペダルのタッチが改善しなければ、ちょっと費用はかかるがキャリパーの交換を検討しよう。いずれにせよブレーキは安全に直結するパーツ。わずかな異音や振動も甘く考えることなく、早め早めの対応を!

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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