能あるカスタム派はカネかけず! ワンポイントカスタムのススメ
愛車にカスタムを加えてオリジナリティを出すユーザーは多い。ただし「大げさなカスタムパーツを投入するのはちょっと……」といったケースも多いだろう。また「ドレスアップはしたいけど予算が……」と考えているユーザーも多い。そんなときにリーズナブルで効果的なカスタム手法として注目なのが、“貼るだけカスタム”だ。その名の通り両面テープを使ってパーツを貼り付けるだけでできる、お手軽なカスタム手法があるので実践してみよう。
DIYできる“貼るだけカスタム”なら工賃いらず!
外装/内装パーツも足まわりパーツも取り付け工程があり、場合によってはショップにオーダーすることで工賃が発生する。さらに車両側の加工が必要になるケースもある。これを避けたいユーザーに絶好なのがチョイ足し感覚でDIYできる“貼るだけカスタム”だ。取り付けの簡単さに加え、小さなアイテムであれば1万円を切る価格で手に入るパーツも多いので、ちょっとしたお小遣いでカスタムがスタートできるのも魅力だろう。
“貼るだけカスタム”に使えるパーツ群は、その名の通り両面テープで貼り付けるだけで愛車のイメージをグレードアップしてくれるアイテムで、探せばかなりの数のパーツが用意されているのでまとめて紹介してみることにした。
1万円以下のお手軽カスタム01:
「バンパープロテクター&カナード」
外装カスタムにおける“貼るだけカスタム”のアイテムとして注目なのが、カナード(バンパープロテクター含む)だ。バンパー下部やサイド面などに取り付ける整流効果を持った(またはイメージさせる)パーツ。小振りなパーツであればバンパーの両サイド下部、さらにはヘッドライト下部のバンパーコーナー面などに両面テープで貼り付けられるアイテムが存在する。
フロントセクションのイメージを変えられるドレスアップ効果に加えて、バンパーのコーナー部分に取り付けられるパーツはバンパープロテクターなどと呼ばれる。障害物へのバンパーのヒット時にバンパーがキズ付くのを防ぐ、プロテクターの効果も発揮する実用アイテムでもある。
ソフトな素材で両面テープを使った取り付けが可能なパーツであれば装着も簡単。リップスポイラーのように取り付け的にもサイズ的にも大げさにならず、手軽に導入できるのが魅力だろう。
1万円以下のお手軽カスタム02:
「アイライン」
さらに、フロントセクションの“貼るだけカスタム”でもうひとつの注目アイテムがアイラインだろう。ヘッドライトを部分的に覆うことで、ヘッドライト形状をシャープ&個性的にカスタムするアイテムだ。ヘッドライトのレンズ面に貼り付けるだけの取り付け方法なので導入は簡単。
しかもフェイスのイメチェン効果はかなり大きい。ただし注意が必要で、ヘッドライトの光量を妨げる大きさや、貼る位置によっては車検不適合になる場合もあるので注意したい。
1万円以下のお手軽カスタム03:
「パートラッピング」
また、近年ボディラッピングが普及しているが、ボディ全面をフルラッピングするのではなく部分的なラッピング(パートラッピング)も実施可能だ。グリルだけ、ドアミラーの一部だけなど、差し色的にラッピング処理を施すことで外装のイメージを変化させることができる。
昨今のSUV的なアレンジとしてはバンパー下部やフェンダーまわり、サイドスカートなどのボディ下まわりだけをフラットブラックで処理するツートーン処理の手法も、もてはやされている(全部に施すと予算オーバーになってしまうが……)。
1万円以下のお手軽カスタム04:
「ドアハンドルプロテクター」
さらに小パーツの“貼るだけカスタム”として注目なのが、ドアハンドルプロテクターだ。ドアハンドル部分はドア開閉の際に指先や爪が当たることでキズが付きやすい部分。そこでプロテクターを貼り付けてボディ保護をするのが効果的。
そんな実用パーツであるドアハンドルプロテクターには、さまざまなデザインのアイテムが用意されているため、サイドビューにワンポイントの差し色を加えるには絶好のアイテム。カーボン柄などを選んでスポーティに決めるのも、ボディとは異なるカラーリングをあえて選んでアクセントを付けるのもいいだろう。
1万円以下のお手軽カスタム05:
「スカッフプレート」
内装側のパーツには、外装系よりも両面テープでの貼り付けアイテムは多い。外装に比べて脱落した場合の危険性も少ないため、気軽に取り付けできるのが内装パーツの手軽さにつながっている。ドアオープン時に目が行きがちなサイドシルにも、貼り付けるだけのアイテムが用意されている。
メーカーロゴなどを施したプレート状のサイドシルを貼り付けるだけで、上級グレードのような雰囲気を感じさせることが可能だ。
1万円以下のお手軽カスタム06:
「インテリアパネル」
またダッシュパネルに貼り付けて内装イメージを変更できるインテリアパネルも、全パーツを交換するのではなく、部分的なパートだけを交換できる(選べる)パーツが用意されている。例えばセンタークラスターの一部分だけやドアのスイッチパネル周辺、さらにはシフトレバー周辺のみを交換するアイテムも、車種によってはラインアップがある。部分交換で内装のイメチェンを図ってみるのもいいだろう。
探せばまだまだある“貼るだけ”のカスタムアイテム。手軽に愛車をドレスアップするには、絶好の手法と言える。価格的にも手ごろでDIYで取り付けられるのでとにかくお手軽。思い立ったらすぐ実践できるプチカスタムを実践して自分だけのオリジナルカーを作ろう。