なぜ1速ではなく2速に入れるのか
なぜ1速ではなく2速かというと、ギヤ比の問題で1速だとクラッチをつないだ瞬間に止まってしまうから。エンジンを回しつつ、ある程度走るという点では2速がちょうどいい。もちろんクルマによっては3速でもいいだろう。
ちなみにオートバイのレースでは、スタートは押しがけというのは昔はポピュラー。そのときは2速でかけることが多く、そのまま飛び乗ってシフト操作をすることなく加速ができるというのがメリットだった。
現代のクルマでもMT車なら押しがけは一応できる
押しがけは過去のもので、キャブレターだからできるように思えるが、電子制御のインジェクターを備えた現代のクルマでも押しがけは可能だ。もちろんマニュアル車でないとダメなのだが、普通にかけることができる。
ただ、最近のクルマはバッテリーが上がってしまうと、セキュリティのため(外したと認識される)ウインドウが下がらなくなったり、純正ナビがエラーになるなど不具合が出ることが多い。押しがけにトライするのではなく、レスキューを呼ぶようにしたい。