新型アトレーべースのド派手なカスタム車がお出迎え
毎年、予想を大きく超えるようなカスタマイズ車両を出展しているダイハツブース。メーカーでありながら、というかメーカーだからこそ可能なカスタマイズカーでわれわれを毎年楽しませてくれているのは、すでにYouTubeなどでもお馴染みのデザイナー、米山氏の手腕によるところが大きいのは言わずもがなだ。
アトレー デッキバン キャンパーVer.
そんなダイハツブースでは、昨年末にフルモデルチェンジを果たしたばかりの「アトレー」をベースとした2台の車両がお出迎え。なかでも印象的なのは、ルーフにポップアップテントを備えた「アトレー デッキバン キャンパーVer.」だろう。
待望のターボモデルが追加となったデッキバンをベースに、キャンパー仕様としたこのモデルは「4LD軽」をコンセプトに、フロントシート、リヤシート、寝室(ルーフテント)、浴室が備えられているのだ。
クルマに浴室とは驚きだが、デッキバンならではの後部の荷室に住宅用のバスタブを設置することでそれを実現。もちろん排水溝は車外に繋がっているという芸の細かさである。
アトレー プレミアムVer.
そしてもう1台のアトレーベースのカスタマイズモデルは「アトレー プレミアムVer.」で、こちらはバンモデルのみとなったアトレーに商用車とは思えない高級感をプラスした仕様。
エクステリアは高級感溢れるパールホワイトと、重心の高さを視覚的に打ち消すブラックルーフの2トーンカラーという仕立て。専用バンパーやホワイトのシート表皮をプラスすることで、シックでプレミアムなイメージにまとめ上げている。
どちらもアトレーがベースでありながら、まったく異なるアプローチでより魅力的なモデルに仕上がっている点は、ぜひ現地で確認していただきたいクオリティだ。
ロッキーの新たな方向性を見せる2台にも注目!
そのほかの車両では、昨年11月にハイブリッド仕様となる「e-SMART HYBRID」モデルが登場した「ロッキー」がベース。より都会的なプレミアムさを前面に押し出した「ロッキー プレミアムVer.」と、SUVらしいアクティブさとエコを両立させながら楽しむことをコンセプトとした「ロッキー クロスフィールドVer.」の2台を展示した。
ほかにもアトレー&ハイゼットが新型になったということで、初代から11代目までの歴代アトレー&ハイゼットが勢ぞろい。普段は使い倒されてクタクタになってしまうことがほとんどの懐かしい商用モデルたちが、ピカピカの状態で並んでいる姿は一見の価値があると言えるだろう。