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大阪が育んだ日本を代表する軽商用車! ダイハツが歴代ハイゼットを展示【大阪オートメッセ2022】

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部 竹内耕太

6代目

 1981年4月にはトラックとバンが同時にフルモデルチェンジ。丸目ヘッドライトの上にウインカーを配したフロントマスクは、「まゆげハイゼット」の愛称でも親しまれた。バンはハイルーフを前提として大型のリヤゲートを備えたほか、乗用ユースを意識した豪華仕様の「ハイゼット・アトレー」も設定。1983年10月にはトラックにキャビン後方を延長した「ジャンボ」が追加され、これは現在でもラインアップされる人気車種となった。

1983年に追加された「ジャンボ」

7代目

 7代目となるハイゼットは1986年4月に登場。それまで2気筒だったエンジンは新型の3気筒エンジンへと置き換えられた。4WDモデルにはスーパーデフロックを採用し、悪路での走破性を高めている。1988年10月には「デッキバン」が追加され、1990年4月には再び改訂された軽自動車規格に合わせて660ccエンジンへと換装されている。

3気筒660ccエンジンに

8代目

 1994年1月に登場した8代目モデルは、新規格となった軽自動車規格に合わせて大型化されたボディを採用して登場。エンジンも新設計のEF型となり、出力・トルクともに向上して軽快な走行性能を実現した。アトレーはバンの1グレードから派生車種となり、車両型式も専用のものが与えられ、片側スライドドアの専用ボディも用意された。

さらに大きくなりエンジン出力もアップ

9代目

 今まではトラックとバンで共通した車体を使用していたハイゼットであるが、1999年1月に登場した9代目モデルはバンボディのみがセミキャブオーバータイプとなり、ジウジアーロが手掛けた流麗なデザインを纏っていた。派生車種のアトレーには1999年6月に乗用モデルとなる「アトレーワゴン」が追加。2004年にバンモデルのカーゴのみフルモデルチェンジを実施し、トラックは2014年まで継続販売された。

9代目のトラックは2014年まで販売された

10代目

 バンモデルのハイゼットカーゴのみが2004年12月に10代目へと進化。トラックとはまったく異なる新規プラットフォームを採用し、大型のグローブボックスやユーティリティホールの設置など、使い勝手の面でも大きく進化を果たした。2017年のビッグマイナーチェンジでは先進安全装備である「スマートアシストIII」を採用し、エクステリアも大きく変更されている。

 一方のトラックは2014年10月に10代目へと進化。軽トラックながら豊富なカラーバリエーションを設定し、2018年には軽トラック初の衝突被害軽減ブレーキを含むスマートアシストIIIを搭載。2021年のマイナーチェンジではAT車をCVTへと置き換え、スマアシはステレオカメラを装備した次世代型となっている。

展示車はヒロミさんがYouTube企画でカスタマイズしたもの

11代目

 2021年12月にはバンモデルのみが11代目へとフルモデルチェンジ。軽商用車としては初の「DNGA」を採用し、AT車は全車CVTとなった。またアトレーはワゴンからふたたびバン登録へと戻され、ターボエンジンを搭載した「アトレーデッキバン」も設定。バンのロールーフ仕様やターボのMT仕様は廃止となった。

 先進安全のスマートアシストはステレオカメラを採用した新世代型となって全車標準装備となったほか、軽のキャブオーバータイプバンとしては初となる、両側パワースライドドアとイージークローザーが設定されている。

昨年末に出たばかりの11代目

12
  • 初代ハイゼット
  • 2代目からキャブオーバーに
  • 電気自動車もつくられた
  • バンは軽として初のスライドドア採用
  • ボディサイズが拡大
  • 3気筒660ccエンジンに
  • さらに大きくなりエンジン出力もアップ
  • 展示車はヒロミさんがYouTube企画でカスタマイズしたもの
  • 昨年末に出たばかりの11代目
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