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悲惨な結末を迎える名車も! いまどきはクルマも「終活」を考える時代だった

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

最近話題の「バーンファインド」も美談だけではない

 そして、ここ最近「バーンファインド」というワードを見たり聞いたりするようになったが、これは、ガレージや納屋で長年放置されていたクルマ、バイク、飛行機などが発見されることを意味する言葉だ。オーナーが生きているケースもあるが、大半の場合はオーナーが亡くなったことにより、長い間保管されていた愛車が見つかり、ふたたび日の目を見ることになるケースだ。

いわゆる納屋物も価値がわかる人に引き継がれるとは限らない

 オーナーが亡くなったことで発見されたバーンファインドカーは日本でも流通しており、誠意のある友人や良心的なショップが介在して流通した場合は遺された者に適正なお金が入っている。しかし、「このクルマ、捨てておいてあげますよ」みたいな感じで言い寄ってきた怪しい業者が引き取ってしまった場合は、遺された者が大損しているといっていい。

信頼できる友人や業者に伝わるようにしたい

愛車への知識とノウハウを次世代に

 工場出荷時の状態をキープしていたりもするバーンファインドカーは自動車趣味人にとって魅力的な存在だが、「納屋物」を抱えている人も、自身が亡くなる前に整理しておいたほうがいいだろう。バーンファインドカーを再整備する際には、そのクルマに対する知識とリスペクトが必要になるので、ぜひとも老成円熟の深い造詣を後進に伝えていただきたい。

最低限でも遺書にクルマの行き先を記しておくといいだろう

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  • オーナーたちが情熱を注いだ名車を後世に引き継ぐために
  • 愛車の履歴や主治医、引き継ぎ先など家族にも伝えておきたい
  • いわゆる納屋物も価値がわかる人に引き継がれるとは限らない
  • 信頼できる友人や業者に伝わるようにしたい
  • 最低限でも遺書にクルマの行き先を記しておくといいだろう
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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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