ひとりの熱いクルマ好きが送り出すショーカーに今後も期待
ではなぜここまで幅広いテイストのカスタマイズカーを米山さんひとりで手掛けることができるのか? というと、それは米山さんが自動車メーカーのデザイナーである以前にゴリゴリのクルマ好きだから。
「インプットがないとアウトプットできない」と話す米山さんは、由緒正しいクラシックカーイベントからド派手な改造車イベント、ミニトラック系に痛車系からフェラーリなどのイタ車系、アメ車系など、とにかくイベントに足しげく通っている。プライベートの愛車も軽自動車から商用車、ミニバン、セダン、輸入車とジャンル関係なく70台以上乗り継ぎ、ほとんどの車両で何らかのカスタマイズを実施しているほどの雑食系クルマ好きなのである。
このようにわれわれと同じようなユーザー目線を持っているからこそ、魅力的なカスタマイズモデルを多くリリースすることができる米山さん。毎年ショーが終わるころには来年のショーモデルの構想が浮かんでいるそうで、今から来年のショーモデルのお披露目が楽しみである。