世界に挑戦する本気のBEVタイムアタック車両「STI E-RAコンセプト」
ソルテラは市販予定の車両にエアロを装着したコンセプトモデル。もう一方のBEV車であるSTI E-RAコンセプトは、なんと2年前から開発がスタートしていた。ニュルブルクリンク北コースを400秒切りで走り抜けることをコンセプトに開発されているマシンだ。
モータースポーツもいずれ電動化に進んでいくことを見越して開発しており、現在は参戦できるカテゴリーはないものの、ひとまずニュルブルクリンク北コースのタイムアタックに照準を定めている。だがその先には、FIAエレクトリックGTなどのカテゴリーで戦うことを目標に開発中だ。
AWDのスバルらしく、4輪独立の4モーターで作り上げられ、4輪トルクベクタリングを駆使して走る。モーター1基あたり200kW、4基あることで合計800kW。馬力換算して1088psというとてつもないパワーを生み出す。
バッテリー容量はニュルブルクリンク北コースを1周できるギリギリの60kWhとなっており、その性能をちょうど使い切る想定で開発されている。将来的には参戦するカテゴリーに合わせたバッテリー容量なども考慮していくそうだ。流麗なボディワークを見せるSTI E-RAコンセプト。その走る姿を早く見てみたい。