ダイハツワークスと言ってもいい認知度のD-SPORT
ほかにもダイハツ系のブランドとして「D-SPORT」も気になるところ。D-SPORTは2002年に立ち上がったダイハツ車専用カスタマイズパーツブランドだが、ダイハツ本社直系のブランドではなく、レーシングギアのアルパインスターズをはじめ自動車部品・用品を幅広く扱う専門商社SPK株式会社の一部門である。
とはいえ、「K4GP富士1000km耐久エコラン」「十勝GPコース軽自動車5時間+α耐久レース」「K-Car筑波2時間耐久レース」「K4-GPセパン24時間耐久レース」など、軽自動車の耐久レースにも積極的に参戦。「ダイハツ・チャレンジカップ」(ジムカーナ)にもエントリーしていて、ワークス的存在として認知されている。
また、全国のダイハツディーラーでD-SPORT製のパーツを購入、取り付けできるという意味でも、ワークス色の濃いブランドだ。
ワークスブランドも時代に合わせて進化している
ワークス系のニュースとしては昨年12月、ニスモ(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)とオーテックジャパンとを統合した新会社「日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社」が、2022年4月1日付けで設立されると発表があった。ニスモはまさに日産直系のワークスチーム。今回の統合でさらに規模が大きくなり、体制強化が図られるはず。
ホンダもF1をはじめとする四輪レース活動が、HRCに統合され新しいスタートを切るところ。そういう意味で、ワークス系も時代に合わせて進化・変化していく時代を迎えているといえるだろう。