魅力的なホイールやタイヤに来場者も注目
大阪オートメッセ2022にブース出展した横浜ゴム。カスタム派に人気のホイールやタイヤなどを展示し、多くの来場者が足を止めて注目していた。気になる展示内容をチェックしていこう。
現代に復刻したONI 2はさらに進化
往年の名ホイールであるONI。その特徴的な3本スポークホイールは、昔のカスタム事情を知っている人ならば懐かしい感じもするだろう。そのONIを昨年復刻させ、ONI 2としてコンパクトカーサイズで展開したのは記憶に新しい。2ピースホイールに見えるようなステップリムを採用しているが、じつは1ピースホイールとなっている。そして2022年、その新しいONI 2をさらに進化させたONI 2プログレッシブが登場した。
ONI 2プログレッシブは20インチホイールとして登場した。3本スポークはより存在感を増したデザインになっている。そして往年のONIホイールのように、リムにはピアスボルトを配置。しかし、このピアスボルトはダミーで3ピースのように見えるが実際には1ピースホイールだ。デザインも現代の車両に合うようにリファインされ、洗練された3本スポークに仕上がっている。
一方で、RZシリーズの新商品、RZ-DF2も登場した。5本ツインスポークの代名詞となっているRZシリーズ。以前のDEより進化し、スポークを細くしセンターサークルの面取りをしたことで、よりコンケイブが深く見せる効果を得ている。RZ-DF2はまだまだ進化をやめない。
スポーツ度・静粛性・ウエット性能など進化し続けるアドバン
アドバンブランドのなかで最高峰にあるのが、アドバンスポーツV107。前作のV105から進化し、確かなハンドリングと高速域での安定性、優れたグリップ力を発揮して世界のハイパフォーマンスマシンに採用されているタイヤだ。ドライ路面での追従性やウエット路面での安定性など、すべてがV105より進化し、より高性能となった。
カスタムマシンメイクやサーキットなどのタイムアタックで活躍するのがアドバンネオバAD09。AD08やAD08Rなど数多くの実績を残してきたタイヤが、いよいよAD09へと進化した。
以前は左右対称のタイヤパターンを刻み、進行方向の指定があるタイヤだった。しかしそれでは最近ハイパワーマシンへの対応が難しくなり、アウト側のブロックでドライグリップ性能を発揮させ、イン側のブロックでウエット性能を発揮させる、左右非対称パターンへと進化した。当初は左右対称パターンも検討したが、やはりグリップ性能などを活かそうとすると、どうしてもアウト側のブロックを大きくせざるを得ない状態になり、今回の左右非対称パターンになった。
サイドケースの剛性アップやゴムの性能が進化したことで、ラウンド気味のショルダー形状となっている。さらにサイドに刻まれるロゴの部分は凸文字にして周りを掘り下げることで、ロゴがくっきり綺麗に見えるようデザインされているのも大きなポイントだ。
ミニバン専用タイヤもさらに進化した。ブルーアースRV03は以前のRV02よりも車内がより静かに、ふらつきや偏摩耗も抑制するようになっている。パワーインサイドショルダー、ツインパワーリブのセンター、3次元サイプが刻まれたアウト側と役割分担する。タイヤ全面をきちんと使うことで偏摩耗が少なくなり、燃費性能もウエット性能の向上していることでより安全安心に乗ることができる。