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いま軽トラいじりの人気が爆騰がり! ブームに乗るなら見ておきたいベース車4台の中身

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TEXT: 小鮒康一(KOBUNA Koichi)  PHOTO: スズキ/ダイハツ/ホンダ/スバル

ホンダ・アクティトラック

 すでにホンダのラインアップから軽トラックは消滅してしまっているが、2021年4月まで製造、販売がなされていたのが4代目となるアクティトラックだった。

ホンダ・アクティ

 そんなアクティトラックの最大の特徴は、そのエンジンレイアウトだろう。前述したキャリイやハイゼットトラックはシートの下にエンジンを備えるFRレイアウトとなっている。だが、このアクティは初代モデルから一貫して、ミッドシップにエンジンをレイアウトしてきたのだ。

 ライバル車ではエンジンルームへのアクセス口となるフロントシートの下は、ちょっとした荷物スペースとなっている。そこに装着できる収納ケースがオプションで存在していた。ちなみにエンジンへのアクセスは、荷台に設けられたメンテナンスハッチからするようになっていた。

アクティの助手席収納

 そのため、メンテナンスの度に荷台の荷物を片付けなければならないという手間はあるものの、ミッドシップらしいハンドリングの良さは軽トラックのなかでも抜きん出ていた。そのため“農道のNSX”という相性が付けられていたほどだったのである。

スバル・サンバートラック

 現在はダイハツ・ハイゼットトラックのOEM車となっているサンバートラック。だが、2012年3月まで販売されていたスバルオリジナルのサンバートラックは、いまだに根強い人気を誇っている。

サンバートラック

 その要因に挙げられるのはやはりメカニズムだろう。軽トラックとしては珍しい四輪独立サスペンションを採用しており、路面追従性は軽トラックのなかでもトップクラスだった。

 また4気筒エンジンを搭載しており、搭載位置もリヤで後輪を駆動するRRレイアウトとなっていたことで、空荷状態でもトラクションがかかりやすいという美点があった。

 そして軽トラックとしては最後まで過給機付き(サンバーはスーパーチャージャー)モデルを設定していた。フル積載時の動力性能に余裕があったことも、人気の理由のひとつと言えるだろう。

サンバーのエンジン

 ただ、それだけにすでに中古車では状態の良いモデル、とくにスーパーチャージャー車はプレミア価格に……。新車価格を大きく超えるプライスが付けられた車両も少なくないのが現状だ。

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