ホンダ・クロスロード
ワイルドなSUVテイストという意味では、なかなかのデザインを持つ、今はなきコンパクトSUVがホンダ・クロスロード(2代目)。2007年から2010年まで製造されたミニバンの2代目ストリームをベースに3ナンバー化、3列7人乗りに仕立てたクロスオーバーモデルだ。
エンジンはストリーム同様、1.8Lと2Lの2種類から選択することができた。リヤサスペンションはダブルウィッシュボーンと凝っていた。中古車は2007年式が中心で、全国的に台数はかなり少ないとはいえ、50万円以下が中心となっている。
上記のクルマに比べ、古さをまったく感じさせないデザインの良さが光る1台。ただし、走行距離は比較的多めなのが玉に瑕だ。10万キロオーバーがほとんどだが、もし、後期型の走行距離が少ない中古車を見つけられたとしたら、2022年のアウトドアシーンでもカッコよく映える、イチオシの激安中古車と言っていい。
マツダCX-7
いやいや、もっと大きく立派な、ちょい古激安中古車はないものか……とお悩みのあなたには、マツダCX-7がある。日本では2006年から2012年まで製造され、その後中国専売車となっている。
全長4695mm、全幅1870mm、全高1645mmの堂々たるクロスオーバーSUVである。2.3L直4ターボエンジンは238ps、35・7kg-mを誇り、6速AT/6速MTが選べた。少々古くなってしまったが、パワフルかつスポーティに走れる1台だった。
中古車はさすがに少ないものの、50万円前後が中心だから、車格の割には安さ爆発!! ではないだろうか。当然、後席、ラゲッジスペースも広く、アウトドア、キャンプの荷物の積載力も軽自動車とは比べ物にならない。
スズキ・ジムニー
最後にもう1台。軽自動車界のキング・オブ・SUVと言える、スズキ・ジムニーの中古車も1998年から2018年までロングライフに製造された3代目が狙える。しかし、そのアドベンチャーなキャラクターから走行距離はめっぽう多め。
本気の悪路走行を行ったクルマ、修復歴ありも少なくなく、それでも価格は60万円前後と今回の趣旨から予算オーバーとなってしまうが、その人気ゆえ、古くても強気の価格となってしまうのが辛いところだ。