機能美と高級感はキャンパー界のスイートルーム
インテリアも車格に合わせた高級感に満ちている。とくにデザインがいい。ダイネット式のシートレイアウト、ツインベッド、キッチン、トイレは機能美があふれている。運転席の上にはプルダウン式のベッドを設置。オーナーは十分にプライドを感じられる空間といえる。
もうひとつ軽量シャシーの恩恵を挙げるなら、3t弱(標準装備)という車体自体の軽さ。190psを発生する2.2Lディーゼルターボとの組み合わせで、かなりのスピードが出るという。モーターホームというと走りのストレスは我慢の範囲と諦めがちだが、その悩みも払拭してしまった。また、前車追従型クルーズコントロールなど先進安全装備も充実している。
このモーターホームが想定する旅は2週間から1カ月という。まさに休暇に対する考え方の違いを実感する。週末のキャンプ旅行くらいでは、このクルマの出番はない。願わくは日本でも企業のトップが「クラスA」を使って、ワーケーションでもしてお手本を見せてほしいものだ。