スタイルはさまざま! ランクル300最新カスタムをイッキ見せ
今や納期が最大で4年以上とも言われているランドクルーザー300(以下、ランクル300)。世界中から注文が殺到して生産が追いつかないそうですが、コロナ禍でクルマでの移動やクルマを使ったアクティビティ人気が高まったことも要因になっているようです。ここでは東京オートサロン2022に出展された、ランクル300の最新カスタムスタイルをお届けします。
一挙に3タイプを提案した「GMG」のランクル300カスタムスタイル
まずは、SUVをはじめとしたカスタマイズやコンプリートカーを手掛ける、「GMG」ブースから見ていきましょう。こちらでは3台のランクル300(すべてZXグレード)が展示されており、それぞれ異なるスタイルアップが施されています。自社ブランドである「ダブルエイト」のエアロが装着されたブラックのランクル300は、フロント&リアハーフスポイラーにリアゲートスポイラー&リアウイング、そして片側30mmワイドのオーバーフェンダーを纏い、さり気なくも存在感たっぷりのスタイリングが自慢です。
もう一台はオーバーフェンダーはなしで前後にハーフスポイラーのみが装着されています。このオーバーフェンダーレスのスッキリしたシルエットのおかげで、よりフロントスポイラーの逞しいデザインが際立っています。もちろんインパクト重視ならオーバーフェンダー装着車となりますが、ノーマルスタイル+αのチョイ足しカスタムでも十分に存在感をアピールできるスタイリングとなっています。
最後は、モデリスタ製リアスポイラー装着車を前提に、ヒッチメンバーカバーと4本出しオーバルマフラー(近日発売予定)をインストールしたスタイリングです。車両購入時にモデリスタ製エアロを選ぶ方もが多いのですが、ヒッチメンバーを取り付けると装着がNGとなってしまいます。そこでGMG製ヒッチメンバーカバーを取り付けることによって、せっかくのモデリスタ製リアスポイラーを無駄にすることなく装着できるという気の利いたアイテムとなっています。
老舗の「ジャオス」はLX600の発売日にシャコアゲ仕様を披露!
続いてはオフロードカスタムの老舗「ジャオス」ブースの2台を紹介します。こちらには「東京国際カスタムカーコンテスト2022」で、ドレスアップカー部門・優秀賞を受賞した「レクサスLX600オフロード JAOS ver.」が展示されていました。これまでLXにはなかった新グレード「オフロード」をベースにしており、LXの持つラグジュアリーさを生かしつつ、オフロードの名にふさわしいパーツを多数装着しています。
なかでも注目したいのは、片側20mmのオーバーフェンダーです。スタイリングをボリュームアップするのに効果的で、新素材のCFRP(炭素繊維強化樹脂)を採用し、カーボン素材独特のコンペティショナルな質感もプラス。それによってスペシャル感を引き出す重要なポイントになっています。
そしてジャオスらしいラギッドな王道スタイルに、スポーティさを融合したランドクルーザー300″JAOS styleも見ていきましょう。何といっても目を惹くのがフロントバンパーガードなどの専用パーツとバトルズ製アイテムを組み合わせたリフトアップスタイルになっています。
この車両はZXグレードをベースに、今流行りのプチリフトアップやオーバーランダースタイルの要素が取り入れられています。フェンダーガーニッシュは参考出品ですが、カーボンルック仕様で耐候性のあるAES製(アクリロニトリル・エチレンプロピレンジエン・スチレン)とし、ABSに代わる新素材として今後量産体制を整えていくそうです。
また、ブラックアウトされたフロントバンパーガードやサイドステップなどは、あえて素地に見える塗装を施すことでオフローダーらしいルックスを強めています。やり過ぎ感のない絶妙な塩梅が、カッコいい秀逸なスタイルを披露していました。