オススメ理由その3:ミッションの対策も用意されている
ガラスのミッションというほどではないが、決してタフなミッションでないのも事実。いくつかの対策を施せばトラブルの可能性はグッと下げられる。
まず、シフトガイドを支持するカバー内の樹脂ブッシュが摩耗して、異なる位置に噛み込むことがあるので、これを金属ブッシュにするチューンがある。次に4速の内部だが、他車のギヤはニードルベアリングだが、86/BRZでは金属カラーになっていて、ここの油膜切れが起きやすい。そこでここにDLC(ダイヤモンドライクカーボン)加工をすることで、潤滑切れによる焼き付きを防ぐことができる。
ミッションの対策はオーバーホールと同時に行うことになるので、それ相応の費用は掛かる。しかし、ミッション新品は約30万円なので、オーバーホールと対策をしたほうがはるかにリーズナブルだ。
NAのままやターボ化など楽しみ方が豊富にある!
普通に遊ぶならいくらでもパーツはある。とにかくあらゆるパーツがリリースされていて、選び放題なのが86/BRZの利点。NAチューンで回す楽しみを狙うこともできる。あえてNAで排気量アップしてトルクを出すのもあり。排気系がそのまま使える手軽なスーパーチャージャーチューンもあれば、よりトルクフルに仕上げられるターボキットもラインアップされている。
それらで普通に乗るならもちろん、サーキットをガンガン走って遊ぼうというときにも、必要な対策も解明されている。いまこそ、安心して存分にチューニングライフを満喫できるのが先代86/BRZだ。