ほどほどに壊れるけれど欧州高級ブランドに比べれば安い世界
さて、アメ車は壊れないのか? う~ん、壊れます……。故障の洗礼を受けたのは、乗り出しから半年後。ある日、ファンベルトがキュルキュルと鳴り出した。「習志野自動車」に調整を依頼すると、現代車はテンショナーという部品で自動調整しているとのこと。部品交換を頼むと工賃込みで、4万4000円なり。ところが、しばらくすると一旦止まったはずのキュルキュル音が再開。調べてもらうと、クランクプーリーの一部が欠けているのを発見。多分、ファンベルトが緩んだときに負担がかかったのだろう。部品交換&工賃で4万8000円の出費となった。
次の故障は、右のリヤウインドウ。左に比べて上がってくるスピードが遅いなぁ、と思っていたら、ある日、まったく上がってこなくなった。レギュレーターとモーターの交換を宣告された。誤算だったのは、リヤシートまですべて下ろさないとドアパネルを取り外せないこと。窓ガラス屋さんに頼んで、工賃が5万円もかかってしまった。部品代3万5000円で、計8万5000円とあいなった。
国産車に比べて故障は多いかもしれないが、気に入ったクルマを所有する喜びには換えられない。周囲を見まわすと、還暦を迎えた友人、知り合いたちがコンバーチブルや大型バイクに乗り始めている。自動車に乗る楽しさを知っている世代だからこその贅沢かもしれない。