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安くても砂利や土は避ける! 愛車へのダメージを最小限に抑える「保管術」とは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: 写真AC

  • 駐車方法のイメージ

  • 傾斜のある駐車方法
  • 青空の砂利駐車場
  • ボディカバーのイメージ
  • 駐車方法のイメージ

大切な愛車だからこそ保管方法にもこだわりたい

 趣味のクルマなら引っ替え取っ替えというのはあるかもしれないが、基本的にはクルマは長く、そして調子よく乗り続けたいものだ。そうなるとメンテが重要なのだが、それ以外でも注意ポイントはある。今回は劣化を抑える保管法について、個人的な経験からのフィードバックも含めて考えてみた。

ボディカバーで紫外線などをカットする

 まずはボディカバーだ。すべての駐車環境でボディカバーがかけられないのはあるとしても、できるだけボディカバーはかけたい。一時、ボディカバーが悪者になったときがあって、理由としては風で擦れてキズが付くからや、放火される可能性があるからなどがあった。今ではキズについては裏起毛のボディカバーが売られているし、放火については難燃性素材を使ったものがあるので、それを選べばいい。また蒸れるというのもあるが、これは定期的に外す、つまり乗ればいいし、雨の後には外してあげよう。素材も通気性に優れたゴアテックスを使ったものもある。

ボディカバーのイメージ

 ボディカバーをかけるメリットはというと、雨風もあるが、まずは紫外線のカット。クルマの劣化において紫外線の影響は深刻で、塗装表面はもちろんのこと、ゴム類や樹脂、車内でもインパネなど日が当たりやすい部分を劣化させていく。徐々に進行していくのでわかりにくいこともあるが、ボディカバーをかけているとその進行はわかりやすい。数年で色あせたり、繊維が劣化して破れてくるのを見ると、カバーをしていなかったらこれらがすべてクルマに降り注いでいたのかとゾッとする。

駐車するガレージも注意できれば完璧

 その意味では車庫にも気を使いたい。もちろん賃貸であれば予算も関係してくるので難しい面もあるが、ベストはもちろんシャッター付きのガレージ。その次はただの屋根付きで、下がコンクリートやアスファルト。さらにその次は下はアスファルトなどで露天。一番避けたいのは露天で土や砂利の駐車場だ。ちなみに保管という観点で避けたいというだけで、駐車場そのものとしてダメと言っているわけではないのであしからず。

青空の砂利駐車場

 下が土や砂利でなぜダメージがあるのか不思議に思う人もいるかもしれないが、旧車を止めておくとサビがどんどんと広がって驚くほど。最近のクルマはすぐにはそうならないにしても、いいか悪いかでいうと確実によくない。どうしても駐車するしかないときは、雨のあとは一旦動かすなどするといいだろう。

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