クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • 懐かしのチェリーX1-Rにランボルギーニ400GT! 歴代Zも勢揃いし13回目を迎えたノスタルジック2デイズをレポート
CLASSIC
share:

懐かしのチェリーX1-Rにランボルギーニ400GT! 歴代Zも勢揃いし13回目を迎えたノスタルジック2デイズをレポート

投稿日:

TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田 了

今話題のフェアレディZが新旧展示

 寒さがなかなか緩んでこない2月19日〜20日、パシフィコ横浜ではノスタルジック2デイズ 2022が開催されました。日本最大級のクラシックモーターショーを謳い、この時期の風物詩となった同イベントですが、クルマだけでなく旧車パーツや関連書籍、そしてミニチュアカーなどを広範囲にカバー。多くのファンで賑わっていました。ノスタルジック2デイズ 2022

モデルチェンジの影響でフェアレディが展示の多数派に

 今回で13回目を迎えたノスタルジック2デイズ には、恒例となったいくつかのイベント/コンテンツがあります。主催者系雑誌の表紙を飾った「表紙車両」の展示や、読者からの公募により選ばれた『選ばれし10台』などは、今回も展示コーナーには多くの入場者が足を止めて見入っていました。

 また、日本を代表するスポーツカー、フェアレディZの新型が先ごろ登場したことを受け、特別企画展として『歴代フェアレディZ全車展示』が行われていました。初代モデルのフェアレディZとダットサン240Zから新型のフェアレディZ Proto Spec.まで、7世代/8台のZが勢ぞろいした様はまさに圧巻でした。また、こちらは場所を変えて展示された初代モデルのフェアレディZ432と新型のフェアレディZ Customized Proto。この2ショットに足を止めるファンも多かったようです。ノスタルジック2デイズ 2022に展示されていた新旧フェアレディZ

 主催者による『歴代フェアレディZ全車展示』以外でも、マンハッタンカラーなどのフェアレディZの展示が多く、ファンからの注目度が高いことをアピールしていました。ちなみに、『選ばれし10台』で最初にステージに登場したのもフェアレディZの始祖とも言うべき(?)1932年式のダットサン17型フェートンでした。1932年式のダットサン17型フェートン

 もちろん、ショーの目玉となったのはフェアレディZだけではありませんでした。入り口を入った右手にはランボルギーニの400GT 2+2と、マセラティの450Sレプリカ・アルミボディ、フェラーリのディーノ196Sレプリカ・アルミボディの3台が。左手にはランボルギーニのミウラ、右手奥にはベントレーのRタイプ・コンチネンタルや同じくベントレーで1928年のル・マン24時間レース優勝車、ロールス-ロイスのファントムⅡコンチネンタルがノーズを並べていました。ランボルギーニ400GT

 またデ・トマソのパンテーラとジャガーのXKSSレプリカが並んでいたり、とまるで海外の博物館に迷い込んだよう。外国車が多かったのも今回の特徴のように感じられました。ジャガーのXKSSレプリカ

ライトウェイトの存在に安堵

 ダットサンのフェートンが先陣を切った「選ばれし10台」では、8番目に日産のフィガロが登場。テレビドラマで主人公の足として登場以来、ふたたび人気が上昇しているとも聞こえてきましたが、あらためて、コンパクトでシンプルなスタイリングには好感が持てると感じました。

 そして9番目にトヨタ・テクノクラフト(現トヨタカスタマイジング&ディベロップメント)が製作したMRスパイダー、10番目にマツダスピードで製作したロードスターCスペックが連続して登場。パルクフェルメとなった展示スペースでは2台のライトウェイトオープン2シーターが超レアな2ショットに収まることになっていました。マツダ・ロードスターCスペック

 またアウトビアンキのA112エレガントやホンダの初代シビック&初代シティ・ターボ、スズキのマイティボーイ、そして日産のチェリー・クーペX1-Rなど、国内外・新旧のコンパクトモデルが存在感をアピールしていることに安堵を覚えました。日産チェリーX1-R

クルマ関連出版社のブースにも満足

 さらに広い会場の隅っこに追いやられていた感はありましたが、クルマ関連の出版社がブースを出店。多くのファンが詰めかけていましたが、職業柄、そして根っからのクルマ好きとして、満足できたノスタルジック2デイズでした。スズキ・マイティボーイ

 個人的にもっとも刺さったのはチンクエチェントの皮を被ったミッドシップカー。駆け足で会場を回ったために個別な取材ができていないので、詳細はまたあらためて取材しようと思いますが、パイプフレームのミッドにおそらくはバイク用と思われるV4エンジンを搭載していて、“やんちゃ坊主”っぷりには惹かれるものがありました。個々のクルマに関しては、この後続々と紹介記事が掲載されると思うので、そちらを楽しみにお待ちください。フィアット500マキシ

すべて表示
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
著者一覧 >

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS