きちんと対策すれば車検は問題なくパスできる
もちろんロールケージを装着した車両であっても、乗員に近い部分のバーに緩衝材を装着したり、後部座席にまで伸びるタイプを装着して後部座席に人が座れなくなった場合でも、乗車定員の変更をしたりすれば車検も問題なくパスできる。
また、ロールケージの装着によって得られる恩恵は安全性の向上だけではなく、ボディ剛性のアップもそのひとつだ。
とくに点数の多いロールケージであれば、ボディの要所とボルト留め、もしくは溶接による固定をするため、ボディの余計な動きが抑制されることでボディ剛性が向上。サスペンションが良く動くといった恩恵を受けることができる。
ただし、スチール製の6点式のロールケージでおよそ15~20kgほどの重量増があるため、走行するステージによっては剛性アップよりも重量増のデメリットが出てきてしまう場合もあることは頭に入れておきたい。
ドレスアップ系ユーザーにも支持されている
そして最後の恩恵は、やはりなんといってもその存在感。本格的なレーシングカーを彷彿とさせるそのスパルタンなルックスは、スポーツ走行をしないドレスアップ系ユーザーにも支持されており、軽量なアルミ製のロールケージもリリースされているほど。
もちろんアルミ製ロールケージではモータースポーツに本格参戦することはできないが、重量増を最小限に留めてドレスアップ効果をプラスしたいユーザーには支持されているようだ。
このようにスポーツ走行を楽しむ人だけでなく、ドレスアップ系ユーザーからも注目されているロールケージ。意外とさまざまな車種用のものがリリースされており、なかにはワンオフで作ってくれるところもあるので、気になる人は検索してみてはいかがだろうか。