ホイールのセットアップは奥が深い!
2月11日~13日にインテックス大阪で開催された大阪オートメッセ。約600台のカスタムマシンが所狭しと展示され、3日間に渡りギャラリーを楽しませてくれた。いずれも甲乙つけがたい魅力的なクルマではあるが、そこからホイールのセレクトが特に秀逸と感じた4台を、オートメッセウェブ編集部が独断でピックアップした。
トヨタ・ヤリス×ワーク・エモーションRS11
まずは『ガレージベリー』のヤリスから紹介しよう。アグレッシブな印象のエアロをまとった姿からGRかと思いきや、型式がMXPH10なので4WDでもなく一般的なグレードのヤリスだ。
純正のイメージを激変させているのは同社のエアロパーツで、スポーティな形状の前後バンパーやサイドステップなどに加え、独創的なデザインを採用したオーバーフェンダーの影響も大きい。保安基準に適合する9mmと極端な出幅ではないものの、純白のボディに対するアクセントとしての効果もある。
そこに収まるホイールはワーク『エモーションRS11』で、サイズは前後8J×17+20とノーマルから大きくサイズアップ。ブラックのフェイスとシルバーのリム、白と赤のロゴによるコントラストも美しい。ハイパフォーマンスのGRヤリスにも負けない迫力で、かつ上品に仕上げた手腕とセンスはさすがのひと言だ。
マツダ・マツダ3×レイズ・ボルクレーシングG025
次は広島マツダによるレーシングチーム『HMレーサーズ』が手がける、オリジナルの車高調や吸排気系でチューニングされたマツダ3を。ディーラー直径だけあり各パーツのクオリティは言わずもがな、ルックス/走り/フィーリングのすべてをブラッシュアップする。
足もとを飾るホイールはレイズの『ボルクレーシングG025』で、サイズはオリジナルのブレーキキットと干渉する心配がない8J×19+48だ。6ポットのキャリパーに345mmのドリルドローターを組み合わせ、強烈な制動力と優れたコントロール性で走りをサポート。開口部を広く取った細身のツインスポークだけに、キャリパーとローターを見せるドレスアップ効果も高い。