老舗「ボクシー」が提案する遊び心あふれる丸目顔ハイエース
200系ハイエースやNV350キャラバンなどの日本だけでなくグローバルで活躍する箱車バンを中心に、内外装のカスタマイズを得意とするボクシースタイル。同社では、コンスタントに新作パーツを追加しており、大阪オートメッセ2022では200系ハイエース(4〜6型)のナローボディに対応した、丸型ヘッドライトに変更できる『NEW ZERO型フィスチェンジフルセットVer.6改良型』を初披露した。ほかにもフェンダー保護の役割も担う『フェンダープロテクター』も備えるなど、遊び心をくすぐるパーツ類が追加された。
嬉しいことに4型以降の最近のハイエースにも施工できる
純正のキリッとした目つきから柔和になる丸目に変更できるこのキットは、1型用から改良を重ねて継続的に販売されている人気パーツである。すでに発売から18年が経過したロングセラーモデルの200系ハイエースだが、初期型の1〜3型に乗るオーナーはもちろん、比較的新しい4~6型に乗るオーナーも多い。そこで嬉しいのは初期型から新しめのモデルに乗り換えたとしても、すでに装着済である『NEW ZERO型フィスチェンジフルセットVer.6(改良型)』を流用装着できる設計になっていること。
とくに大きな加工の必要はなく装着できるのも魅力で、グレードがスーパーGL以上のクルマでは、オプションでLEDヘッドライトを備えるモデルもあるため、その場合はH4ハロゲンへの変換ハーネスキットの購入が必要になるとのこと。もちろんボクシーでも取り扱っているので、そこは事前にチェックしておこう。
TSSに対応するホールデザイン採用の設計はありがたい!!
また、トヨタ・セーフティ・センス(TSS=トヨタ自動車の予防安全機能)を備えたグレードにも対応するため、フロントグリルにはホールデザインを採用する。 もちろん非対応車に向けても違和感のないようデザインされたカバーを設定。両面テープで固定すれば問題なしだ。
もうひとつの新作アイテムが、このオーバーフェンダーデザインの『フェンダープロテクター』。中央にかけて突出したオバフェン部分で最大7mm以内と車検も問題ナシ。アーチ形状は中央部分で最大20mm程度下げている。
ちなみにこの寸法には理由があり「低く見せるための2センチではなく、前後のバランスをとるための2センチです。純正の状態だとフロントの車高が高いせいか、フェンダーとの隙間が大きくて前後のバランスが悪く見えるんです。それを改善するために付けてほしいですね」とは代表の遠藤さん。デモカーではあえてマットブラックにしているが、ボディ同色で馴染ませるとやんちゃ感も抑えられてイイかもしれない。製品自体もオバフェンというより、名前の通りフェンダーのプロテクターという役割も果たしている。
足もとから荷室までトータルコーディネートが秀逸な仕上がり
装着しているホイールは、ボクシースタイルオリジナルのBOXISM PREMIUM WHEELの25b。グラマラスな8スポークデザインは発売から7年経過しているが、今もなお高い人気を誇っている。「車体が2トンの塊なので、重厚感のあるホイールがよく似合うと思います」とは遠藤代表。
展示車両の荷室にはレーシングカートを積載して、仕事だけではなくいろいろな遊びにも使えるハイエースのスタイルを提案。今後も用途に合わせたアイテムを作ってくれるハズだ。