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ターボは簡単だけどノンターボはどうする? エンジンをパワーアップする3ステップとは

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新

  • NAエンジンのイメージ

  • NAエンジンのイメージ
  • 剥き出し型エアクリーナー
  • 社外エアクリーナー
  • HKSの86用触媒
  • パワーチェックの様子

ターボと違ったアプローチで出力向上を狙う

 ターボ車はブーストアップやタービン交換があるが、NA車ではどうやったらパワーアップができるのか。もちろんNAにはNAの、適切なパワーアップの手法がある!!

 NAだからといって、パワーアップしないわけでは全然ない。もちろんチューニングでもっと速く、乗りやすく、楽しくすることが可能だ。では、どこから手を付ければいいのかを段階ごとに追っていこう。

1:まずはきっちり空気を吸える環境を作る

 意外と高い効果を持つのがエアクリーナーの交換。純正フィルターと交換タイプでも数馬力変わることが多い。アクセルレスポンスも良くなるので、数馬力と侮るなかれ、数値以上の効果が感じられる。費用も数千円だ。

社外エアクリーナー

 エアクリーナーをムキ出しタイプにするなら、外気を導入するダクトやエンジンルームの熱を吸わないための隔壁などは必要。これは良かれと思って導入しても、ひと手間加えないと逆効果にもなりかねない。

剥き出し型エアクリーナー

 そこでもっとオススメなのは、社外の専用エアクリーナーボックス付きのもの。大容量で外気をダイレクトに取り込む形状で、冷たい空気を吸わせ、エアクリーナー自体も容量が増えているので吸気抵抗を抑えることができるのだ。コストは10万円ほど掛かるが、その効果は体感できること間違いない。

2:エキマニ&触媒交換で排気抵抗を抑える

 現代のNA車のマフラーは結構な容量があり、正直交換してもそれほど効果が得られない車種も多い。しかし、エキマニとなるとまだまだ効果が高い。

 そして、現代のクルマの多くはエキマニと触媒が一体化していることが多い。これはできるだけ触媒をエンジンに近づけて、高い温度の排気ガスを当てることで触媒自体を早く機能させたいから。

 となると、昔のFR車のように触媒はクルマの中心付近にあり、温度も勢いも落ちてきている排気ガスが当たるのと、エンジンのすぐ近くで触媒に当たるのとではちょっと変わってくる。エンジンから出た直後の排気ガスを触媒で減速させてしまうのは、大きな抵抗になっているのだ。

HKSの86用触媒

 そこで、セルの目が荒く抵抗の少ないスポーツ触媒にすると、エンジンレスポンスは鋭くなり、パワーの伸びも格段に良くなる。気持ちよさアップという点でもぜひオススメしたい。最近は86/BRZなどのようにエキマニと触媒が一体化していることが多く、20万円程度の出費にはなってしまうがオススメしたい効果がある。

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