参加者はこのシバレルラリーをどう楽しんだ?
新型コロナウイルス感染症拡大などの影響もあって、実際の参加は17組となった。道内はもちろん、沖縄など国内各地から参加があった。参加定員は、ドライバーとナビゲーターからなる2名が基本だが(1台につき乗車定員内・最大5名まで登録が可能)、ひとりで参戦する参加者も多数いた。実際に参加をした皆さんはどのようにこのラリーを楽しんだのか聞いてみた。
松原美樹さん&工藤崇博さん(#954 ホンダCR-V)
「自分では絶対に選ばないルートを走る機会を与えてくれた」
昨年退職して、以後アウトドアスポーツを中心にリタイアライフを堪能している松原さん。今回はそのアウトドアを楽しむ仲間と初めての参戦。
「こんなに本格的な雪道は初めてだったけれど、ラリーの最初にクローズドコースのSSで挙動体験をしてから一般道に出たので安心して走ることができました。絶対に自分では選ばないルートを走る機会を与えてくれたし、北海道の美しさをどう見せたいかってこともコマ図からわかってきて、しっかり楽しむことができました」
菅原義正さん&若林葉子さん(#100 スズキ・ジムニー)
「今年はちょっとシバレすぎだね」
昨年の初回大会に続いて、ラリー界のレジェンドである菅原さんは、雑誌編集者である若林さんとペアを組んで参戦。
「昨年は暖かくてあまり凍れなかったけど、今年は凍れすぎだね(笑)。僕はジムニーで参戦しているけれど、日本で一番売れているクロカン4WDだからね。こういったレースでも楽しく走れるよ。このクルマはこれからモンゴルに持っていって、ラリーを楽しんで来年のシバレルラリーにもこれを使うつもりだよ(笑)」
佐野新世さん&芙美子さん(#99 トヨタ・ハイエース)
「トランポでも楽しめるってことを知ってもらいたい」
2輪&4輪の国内外のレースに参戦をし、YouTuberとしても活動している佐野さんも昨年に引き続いて家族で参戦。レース関連のつながりもあり、このラリーへの参戦も自然の流れ参加となった。今回のイベントの模様もYouTubeで配信していた。
「昨年はクロカン四駆で参戦してました。今回はライダーが持っているトランポでも参戦できるということを知らしめたくて、この4WDのハイエースをチョイスしました。本当はスパイクタイヤを履いたバイクも持ってきて楽しむ予定だったんですが悪天候のため諦めました〜」
青木拓磨さん&井利元聖史さん(#24 ランドローバー・ディフェンダー110)
「クルマもタイヤも良かった~」
青木選手とペアを組んだのは、当初はちょっと見学するつもりでやってきた井利 元さん。最初のSSがスタートする直前にスケジュールを調整して急きょ正式参戦というハチャメチャぶりだったが、4日間をしっかり堪能した様子。「ぜひ来年も参加します」とすでにノリノリ。
青木選手は「今回はクロカン四駆ってことでランドローバーに連絡してこのディフェンダーを借りました。オートクルーズの機能もあるし、車高の上げ下げもできるので乗降も楽で、このラリーにピッタリでした。このラリーのために用意したヨコハマのジオランダーI/T-Sも良く、ひどい雪道でも安心して走ることができました」