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マイナス196度で凍らせるとクルマが速くなる!? いま巷で話題の「アイスフューズ」って何?

ICE FUSEカスタム

−196度の液体窒素で冷凍したアイスフューズカスタム

 最新の電装系カスタムで注目のアイテムがある。それがアイスフューズだ。その名の通り、フューズを−196度の液体窒素で凍らせることによって、金属の原子の並びを整頓させ、電気の流れをスムースにするというもの。

 元々はカーオーディオの音質向上などを目的に開発されたものだが、電気の流れが良くなることで電気信号を多用する最近のクルマでは、さまざまな効果があると言われている。道路で例えると、これまで未舗装だった道がキレイにアスファルト舗装されるだけで、そこを走るクルマの流れが良くなるといったイメージだ。

ラインアップの拡充ですべてのフューズをアイス化できるように

 アイスフューズは、クルマ用としてブレードタイプやメインフューズなどが、ユナイテッドサウンドやプローバから発売されている。今回、新たにパワーウインドウやエアコンといった、大電流の流れる回路に使用するスローブローフューズをアイスフューズ化した「アイススローブローフューズ」が、オートプロデュースA3からリリースされた。これらのラインアップにより、クルマに採用されるすべてのフューズをアイスフューズ化することができるようになった。

 いずれのタイプも効果は電気の導通が良くなることで、電装品の動作が最適化されるというもの。とくにメインフューズやスローブローフューズは消費電力の大きな電装品の回路に使われるため、より効果的に高効率化が図れる体感度の高いアイテムだといえるだろう。ブレードタイプはサイズや容量が数多く設定されているため、ほとんどのクルマですべてのフューズを交換できる。

 そのほか、スバル車用としてリリースされているアイススローブローフューズは、現行主力モデルのみならずGC/GF型初代インプレッサといった旧世代のモデルから、最新型のレヴォーグ用まで幅広く適合セットが用意されている。もちろん個別でバラ売りもされているので、適材適所でチョイスして交換することもできるのも魅力だ。

上流側からアイス化してより高い効果を発揮するアイテムも登場

 またフューズだけでなく、ボンネットに帯電した電荷を取り除く「アンチスタティックワイヤ」や「ハイカレントアースワイヤ」といったアーシングケーブルがプローバから発売中。さらに、バッテリーのターミナルをアイス化した「アイスターミナルプラス」や素材までも厳選した「アイスハイパーワイヤー」、ECUや吸排気系にアーシングを施すアイスワイヤー、さらに究極のアイスアイテムとしてオルタネーターに接続するケーブルからボンネット内のフューズボックスまで丸ごとアイス化する「アイスハイパーフューズボックス」(受注生産)が、オートプロデュースA3からリリースされている。

 アイスターミナルプラスやハイパーアイスフューズボックスは、アイスシリーズのなかでもっとも上流側となるパーツなので、流れる電流容量も大きい場所であり、クルマの電装系統のあらゆる部分に効果が期待できる。

 また、アイスワイヤーは吸排気系の金属部分に帯電し、排気の妨げになるマイナスの電荷を抑えることで排気効率やアクセルレスポンスをアップさせることができる。そのほか、ECUワイヤーやCVTワイヤーといった電気信号の流れをさらに高めることで、本来の性能を引き出すことも可能。とくにCVTワイヤーはマニュアルモード時の変速ショックやレスポンスまでも改善することができる。

装着すれば体感できること必至!! 騙されたと思って試すべし

 これらのアイテムはすでに多くのユーザーが効果を体感しており、装着率も着々と高まっている。その口コミや体感実績を裏付けるように、多くのアイテムがリリースされていることからも実力の高さがうかがえる。筆者もアイスフューズやアイスプラスターミナル、アイススローブローフューズなど、多くのアイテムを愛車に導入し、オーディオの音質向上やアクセルレスポンスの向上などを実際に体感している。

 装着時はもちろんだが、より効果を体感するべく一度ノーマルに戻してみると、その効果の高さを再認識することができた。新世代の電装系チューニングとして、今もっともクールなアイテムといえるだろう。興味があればお試しあれ!!

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