日産キックス
今ではプリウス並みの台数が売れている日産キックスは、電動クロスオーバーSUVゆえにアウトドアシーンに似合うことは似合う。
しかし、こちらも後席格納時に、ラゲッジスペースとの境目になんと170mmもの段差ができてしまうため、車内のベッド化は面倒。
同じ日産のe-POWER車を選ぶのなら、セレナを選んだほうが快適に車中泊でき、幸せになることは間違いない。
車中泊が可能になるシートアレンジは……
ところで、車中泊が可能になるシートアレンジはどのようなものか。例えばホンダ・シャトルのようにラゲッジスペースと格納した後席をフラットにつなげてOKになるタイプと、前後席をつなげなければならないクルマがある(おもにコンパクトカーや軽自動車のような室内長の短いクルマ)。
だが、後者で2名の就寝となると、フラットアレンジができたとしても、運転席がすぐに走り出せる状態できなくなるため筆者としてはお薦めしにくい。緊急時にすぐに移動しなければならないときなど、対応が遅れる可能性があるからだ。そうしたクルマは、できれば助手席側のみのフルフラット化によるソロでの車中泊を楽しんでほしい。