1988年式ランボルギーニLM002
1986年から1993年の間に328台のみ製造されたランボルギーニLM002の落札状況も記載しておこう。キャブレターエンジン仕様の初期生産(1988年)モデルが、26万9375ユーロで落札された。1ユーロ:128円で換算すると、3448万円であった。
エクステリアはオリジナルカラーのアルジェントメタリコで、インテリアはグレーレザーとなっている。2021年12月にカーテック・ナレッジ社で整備を受け、オリジナルのサービスブックが付属しているそうだ。
1969年式ランボルギーニ・イスレロS
アラブ首長国のドバイから出品されたランボルギーニ・ファン垂涎のイスレロSも、21万8500ユーロで落札された。1ユーロ:128円で換算すると、2796万8000円である。
オランダのアハテルフェルトにあるイタリアン・クラシックカー専門工房「イタラオート」で、長年メンテナンスとケアを受けてきたクルマなのだという。エンジン強化版のイスレロSは稀少なので、2800万円だったらリーズナブルなプライスだといえるだろう。
1994年式ブガッティEB110GT
最後に紹介するのは、ブガッティ・アウトモビリSpAが製造・販売していたスーパーカーのEB110だ。「1994 Bugatti EB110 GT」が180万5000ユーロで落札された。1ユーロ:128円で換算すると、2億3104万円であった。
新車時からワンオーナー車で、オーストリアの長期所有者の手により保持されてきたそうだ。 139台のうちの1台で、GT仕様で製造された84台のうちの1台とされており、そのなかでもEB110 GTの最後の10台のうちの1台だと考えられているそうだ。
オークションカタログ掲載時のオドメーターは2万5542kmで、当然のことながらウッドトリムをふんだんに使ったグレーインテリアのコンディションもいい。 2021年12月にB-Engineering社で総額2万500ユーロ(262万4000円)の整備を実施。
ブガッティ・アウトモビリSpAに代わってB-Engineeringが発行した真正性証明書によって確認されたマッチングナンバーエンジンを搭載しているそうだ。いずれこのクルマの価格も上がり、2億円時代に買っておけばよかった、ということになるのかもしれない。