ヤンチャ顔はもう古い! アウトドアシーンで映える丸目顔カスタム
丸目顔にフェイスチェンジするカスタムが大人気だ。少し前までは「オラオラ顔」と呼ばれたヤンチャ系のフロントマスクが持てはやされてきたが、昨今の旧車ブームに端を発したのかは定かではないが、確実に言えるのは丸目顔にスワップするドレスアップがいまバズっていること。とくに、昨今のアウトドア&キャンプブームでチョイ古なランクル60や70、輸入車ではクラシックレンジなど、あえてノスタルジックなクルマを選びをして、アウトドアを楽しむことが“ファミリー系リア充”のひとつのライフスタイルとなっている。
ランクルやハイエースに続き他車種でも丸目顔カスタムが大人気
数年前から、カスタム車両を数多く取り扱う専門店では、ランクル80や100、200系ハイエースをベースに先祖返りする顔面移植スタイルに火がつき、今もなお人気カスタム手法のひとつになっている。このムーブメントはプロボックスなどの2ボックス商用車にも波及し、バンライフ人気でさらに丸目顔カスタムに拍車がかかっているのが現状だ。
そんななか、昨年10月にクラウドエイト(大阪府羽曳野市)から丸目顔カスタム済コンプリートカーの第一弾として160系プロボックスをベースにした「CAMP BOX 01」(以下、キャンプボックス01)」が発売された。これまでにもプロボックスをベースにしたレトロスタイルカスタムはいくつかあったが、クラウドエイトでは160系をベースに初めて丸目2灯顔のスワップを完成させ、発売以降好評を博している。
そこへ追い打ちをかけるように、今度はデリカD:5をベースに第2弾モデル「CAMP BOX 02」(以下、キャンプボックス02)を2022年4月1日(金)から発売を開始する。現在は大まかなスタイリングが完成しており、最終段階としてフロント用丸型ウインカーキットを鋭意製作中だ。
デリカD:5と言えば、2019年2月のビッグマイナーチェンジでフェイスリフトが行われ、これまでの柔和な印象からイッキにオラついた顔つきに生まれ変わった。これには賛否があったが、同じミニバンとしてアルファード&ヴェルファイアが「オラオラ顔」で人気を博したことから、「D:5も追従したのでは?」と憶測を呼んだ。実際に精悍な顔つきを求めるユーザーがいる一方で、なかなか馴染めないといったユーザーも一定数いることは確か。そこでキャンプボックス02のお出ましというワケだ。
丸目顔カスタムコンプリートカー販売のほかパーツ販売も予定
「キャンプボックス02は弊社のホームページで車両を見たお客さまから好評をいただいてます」とは林社長。元々、精悍な顔つきよりも丸目の愛嬌あるスタイリングに魅力を感じ、キャンプボックスシリーズを考案したとのこと。とくにキャンプボックス02は「プロボックス以上の出来映え」と自信満々で、スタイリングは3代目デリカスターワゴンをオマージュしているという。撮影車両の深緑×シルバーのツートーンカラーは、スワーワゴンをイメージしてオールペンが施されている。
またキャンプボックス01もそうであったが、中古車ベースのコンプリートカーとして車両販売されるほか、オリジナル丸目キット/オリジナル1インチリフトアップスプリング/ホイール&ホワイトレタータイヤ/丸型フロントウインカーキット/スチール製バンパーガード+スキッドプレートの5点セットを持ち込み車両に対して施工することや、上記5点セットのパーツ販売も可能だそう。ほかにもボディ色の塗り替え(オールペン)やルーフラックの装着など、その他多数のカスタムにも対応してくれるという。