シトロエン2CV(1948~1990年)
フランスらしさ全開といえば、シトロエンの2CV。ミニ同様、古いモデルはビンテージの領域だが、こちらも1990年まで作られていて、このあたりのモデルはタマ数もあるし、探せば100万円を切るものもある。ボディは錆びやすかったりするが、フレーム車なので走行に影響することはあまりない。
フォルクスワーゲン・ゴルフ3(1991~1997年)
初代ゴルフが再評価されているが、ゴルフで狙い目は3代目だ。ちなみに2代目もけっこうな価格帯となっている。ゴルフ3だと、2でウイークポイントとされた振動もかなり減っていて、品質も上がっている。今やVWはプレミアムブランドになりつつあるが、1990年代はまだ素朴さも残っていて、国民車としてのゴルフを味わえる。
パーツの流通が厳しくなってきている点に要注意
以上、5台を選んでみたが、中古車価格高騰の昨今のなか、100万円の予算で買えるのはうれしいところ。ただ注意したいのは故障で、細かいものも含めて避けられないし、メンテナンスフリーでもないのは事実。そこをかまってやるのが楽しいと思う、心の広さが大切だ。
また気になるのが部品の供給で、欧州車はもともとは入手しやすかったが、昨今のコロナや半導体不足の影響もあって部品が続々と生産中止になっているので、注意したい。いずれにしてもメンテナンス&修理費用を別枠である程度確保しておくといいだろう。