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中古価格高騰は避けられないのか? 2022年に25年ルールが適用される国産名車4選

この先価格高騰の可能性もある!

 生産から25年が経過した車両であれば、アメリカへの輸出、登録のハードルが大きく下がるといういわゆる「25年ルール」。これによって基本的にアメリカでの登録がほぼ不可能だった右ハンドル車も大手を振って登録できるようになるというものだ。

 そのため、現在生産から25年が経過した日本車が多くアメリカに輸出されており、スポーツカーはもちろん、軽自動車やビッグセダン、ミニバンまでが海を渡っているのである。

 そこで今回は、今年で25年目を迎える1997年に登場した日本車をピックアップ。もしこれからこれらのモデルの購入を検討しているのであれば、高騰する可能性もあるため早めの行動をオススメしたい。

ホンダ アコード(6代目)

 ホンダのミドルクラスセダン&ワゴンとして人気を博した6代目アコードも今年で生産から25年が経過するモデルとなる。この世代からアメリカ向けのアコードは専用のボディを持つ独自のものとなったため、5ナンバーサイズセダンの6代目アコードは日本仕様のみとなる。

 また3ナンバーサイズのステーションワゴンボディもアメリカ版6代目アコードには設定されておらず、VTECエンジンを搭載したホットモデルのSiRはセダン、ワゴンともに注目を集めることになりそうだ。

 なお、セダンに設定されたホッテストモデルのユーロRは2000年に追加されたグレードであるため、まだ25年は経過していないが、こちらも人気が出ることは間違いなさそうだ。

日産 ローレル(8代目)

 日本初のハイオーナーカーとして1968年に登場したローレルの8代目、現時点では最終型となるモデルも1997年に登場した1台だ。

 スポーティな「クラブS」系とラグジュアリーな「メダリスト」系に分けられるローレルだが、基本プラットフォームをスカイラインと共有していることから一時期は手ごろなドリフトのベースマシンとして使われることも多かった。

 名機と呼ばれる直列6気筒のRB型エンジンを搭載していることもあり(ディーゼルのRD28型もガソリンのRB型エンジンがベース)、すでにドリフト仕様にカスタマイズされている個体はもちろん、ベース車としても注目を集める可能性は高い。

ホンダ シビックタイプR(初代)

 本籍はサーキットと呼べるほど、ラインオフした時点でも高い完成度を誇っていたタイプRシリーズ。その入門モデルとして登場した初代シビックタイプRも今年で25年を迎える。

 すでに日本国内だけでも価格が高騰しており、新車価格の2倍以上のプライスタグを掲げる個体も珍しくない状況。アメリカ輸出が解禁となったことで、さらなる価格上昇もありそうだ。

 またベースとなった3ドアハッチバックのSiRについてもアメリカでは同様の仕様が販売されていなかったため、こちらも注目度が高くなることは必至であろう。

トヨタ センチュリー(2代目)

 日本のショーファードリブンとして、多くのVIPに愛用されてきたセンチュリー。すでに初代モデルはアメリカに渡った個体も複数存在しているが、1997年に登場した2代目モデルもついに該当する日がやってきた。

 エクステリアこそ初代モデルのキープコンセプトとなっているが、最大の特徴と言えるのが国産車唯一となるV型12気筒エンジンとなる1GZ-FE型5リッターエンジンだろう。

 片バンクの6気筒にトラブルが発生しても残りの6気筒で走行が可能で、ブレーキなど走行に関わる重要な部分が二重系統化がなされるなど、少々のトラブルがあっても止まることなく走れるようになっている点も日本車らしい。そして何よりその和風なルックスがアメリカ人に受けそうな予感がある。

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