WRX系の高騰が止まない……そのなかで選ぶべきGDB型は?
スバルのスポーツフラッグシップとして人気の高いWRX STIだが、現時点で最新モデルにあたるVAB型は中古市場で高値をキープしている。STIコンプリートモデルなどの限定車では900万円台の値を付けるものから、新車に近い極上コンディションの個体は標準モデルでも700万円台というプレミア価格を掲げるモデルまで存在する。
逆にGC型と呼ばれる初代インプレッサWRX STIバージョンもハイパワーな軽量モデルとして、ほかの国産スポーツモデル同様に高額となっている。現実的にも初代モデルは重課税に廃盤部品など維持をしていくうえでもハードルが高く、購入を検討するとなると、2000年式以降のGDB型と呼ばれる2代目以降からと考える人が多いようだ。
前期・中期・後期でそれぞれ表情が異なるのがGDB型の特徴
この2代目モデルは、1世代でフロントマスクが2回も大きく変更されている。スバル車では定番の年次改良と呼ばれる仕様変更で言えば、登場時と翌年の改良モデルに当たるA型、B型が丸形のヘッドライトを備える「丸目」、3年目から5年目までのC~E型の「涙目」、6年目、7年目の改良モデルにあたるF型、G型の「鷹目」という通称でも知られる。
この大きく異なるフロントマスクのおかげで、好みは3つに分かれるのは言うまでもない。同一世代でありながら、エクステリアデザイン以外にも違いが多く、同じフロントマスクでも異なる仕様が存在し、選択は非常に悩ましい。