足元のOZフッツーラが新旧融合の裏テーマを主張する
新しくチョイスしたホイールはOZレーシング・フッツーラの18インチを装着する。「もうひとつのテーマに新旧の融合を掲げているので、ホイールはどうしても当時のスタイルで表現したかったんです。かなり時間を費やして探しました」を、その苦労話を語ってくれた。
また、エアロも3代目プレジデントが隆盛を極めていた時代、爆発的に流行っていた有名ブランドのセッション製を探して装着。オーバーフェンダーのラインに合わせて、付け根部分を加工してフォグをメルセデス・ベンツEクラス用に変更したほか、アンダーグリルの開口部もフォグに合わせて手を加えたという。
またリヤバンパーも同じくセッション製を装着。マフラーの開口部や車体をより低く見せるために下まわりを70mmほど延長して前後のバランスを整えているそうだ。さらにダックテール風の跳ね上げ加工が施されたリヤウイングは、平べったくポテンとしたリヤまわりにアクセントを入れるべく加工がなされている。
さらにボディカラーは落ち着いた色味を放つと同時に、現行車との融合を体現すべくLS500の新色(オプション)の銀影ラスターをチョイス。フェンダーの隆起やプレスラインの陰影をはっきりと視認できる大人の色味が秀逸な仕上がりだ。
ハーブ界の女王の意を指すラベンダーを配色して「VIP界の女王」も目指す
室内のカスタムは多くのカスタム&ドレスアップカーを手がけているエルティードが担当した。「縫い目や全体的な作り込みがキレイで、以前からお願いしたいショップさんでした」と、ゆり姫サンも全幅の信頼を寄せている。そのインテリアのテーマは白とラベンダーによるもの。「ラベンダーは、ハーブ界の女王様という意味なので、私もVIP界の女王様になりたいんです!!」とゆり姫サン。
また、ルーフのキラキラはロールスロイスのスターライトをイメージしたもので、定期的に流れ星が横切るとのこと。実際に眺める機会のある方は、願いごとをしてみるのもイイ(!?)かもしれない。
ここまで仕上げられたプレジデントだが、まだ本人的には80点ほどの完成度だという。「外装をさらに煮詰めたり、車高もさらに落としたい。フェンダーのシルエットも微調整したいので、まだやってないことが沢山あります(笑)」とのこと。今後の進化を楽しみにしたい1台だ。さらなる詳細は、発売中の『VIP STYLE 4月号』でチェックできるゾ!