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定番のシャコタンすら難しい! カスタム派泣かせのいまどき新車事情

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: Auto Messe Web

  • カスタマイズのイメージ

  • LEDバルブのイメージ
  • ACCの作動イメージ
  • ステアリングのACCスイッチ

いざカスタムするとなるとすんなりいかないことが……

 著しい進化を見せる新型車だが、チューニングフリークには困ったことも多い。電子制御が切れないとか、追従クルーズコントロールのセンサーが各所にあるとか、ほかにもいろいろとややこしいことがあるのだ。

困ることその1:追従クルコン装着車は車高が落とせない!?

 追従クルーズコントロール(アダプティブクルーズコントロール)装着車が急速に増えている。そこで問題になるのが車高だ。このクルーズコントロールはレーダーによる車間検知と、カメラによる認識を行なっている。車高が変わると、このカメラにバグが出てしまうことがあるのだ。

ACCの作動イメージ

 当然クルマ側では標準車高で映し出される景色をベースに、前走車との距離などを測っているので、極端に車高が変わるとか、とくに車高が前下がりになるとか、イレギュラーなことが起きると不具合が起きてしまうことがあるのだ。

 とはいえ、一応後部座席にフル乗車するシチュエーションでもバグらないようになっているので、常識的な範囲での車高ダウンではそうそう問題は起きないようだが、気をつけておきたいところ。

困ることその2:ステアリング交換が超めんどくさい

 ステアリングにはオーディオからクルーズコントロールから、メーター内ディスプレイの切り替えまで入っていることが多い。そうなると昔のようにステアリングをサクッと交換すると、数多くの機能が使えなくなってしまう。ときにはそれによってエラーが出ることもある。

ステアリングのACCスイッチ

 対策としては、純正ステアリングに装備されているスイッチ類を移設するキットを使うなどがあるがなかなか高価だし、この交換が非常にシビア。ここでも問題になるのは追従クルーズコントロールで、それの装着車はシビアにステアリング舵角センサーが機能している。ステアリング交換して、直進位置がわずかでもズレるとエラーが付きまくり、そのエラーがまた簡単にクリアできないことがある。なので、ステアリング交換はDIYではまったくオススメできない技術レベルになってしまったのだ。

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