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定番のシャコタンすら難しい! カスタム派泣かせのいまどき新車事情

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: Auto Messe Web

困ることその3:電球交換で謎のパワーダウンが起きることも

 某デモカーがなぜか最近ちょっと遅い気がすると、検証が始まった。たしかにちょっと加速が鈍いがどこにも異常はない。そこで手間だが、ひとつずつノーマルに戻していくことに……。そしてある部品を戻したところ、なぜかエンジンは元気を取り戻した。その原因となっていたのは、なんとLEDバルブ。

LEDバルブのイメージ

 現代のクルマは全体をコンピュータで管理していて、良かれと思ってテールランプの電球をLEDにしたところ、消費電力が減ってしまい、それによってなんらかの影響が現れてパワーダウンが起きていたと推測される。これはノーマルに戻したことで復活したが、その原因はたぶんその消費電力が変わったことであろうという推測でしかないが……。

 対策としては抵抗を使って、ちゃんとバランスを取ってあげれば不具合は起きないとのことである。信じられないようだが、某草レースカーでエンジンが掛からないトラブルが起き、結局不要と思って外したルームランプの電球を入れたら直ったなんて伝説も。現代のクルマの電気系統はまさにブラックボックス化が著しいのである。

12
  • LEDバルブのイメージ
  • ACCの作動イメージ
  • ステアリングのACCスイッチ
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  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • 加茂 新(KAMO Arata)
  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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