困ることその3:電球交換で謎のパワーダウンが起きることも
某デモカーがなぜか最近ちょっと遅い気がすると、検証が始まった。たしかにちょっと加速が鈍いがどこにも異常はない。そこで手間だが、ひとつずつノーマルに戻していくことに……。そしてある部品を戻したところ、なぜかエンジンは元気を取り戻した。その原因となっていたのは、なんとLEDバルブ。
現代のクルマは全体をコンピュータで管理していて、良かれと思ってテールランプの電球をLEDにしたところ、消費電力が減ってしまい、それによってなんらかの影響が現れてパワーダウンが起きていたと推測される。これはノーマルに戻したことで復活したが、その原因はたぶんその消費電力が変わったことであろうという推測でしかないが……。
対策としては抵抗を使って、ちゃんとバランスを取ってあげれば不具合は起きないとのことである。信じられないようだが、某草レースカーでエンジンが掛からないトラブルが起き、結局不要と思って外したルームランプの電球を入れたら直ったなんて伝説も。現代のクルマの電気系統はまさにブラックボックス化が著しいのである。